「ホルター心電計を用いたREMの推定と睡眠の質の評価」を第40回埼玉県医学検査学会において発表し、高い評価(埼臨技奨励賞)を受けました。これを受け、3月23日に埼玉県臨床検査技師会 通常総会の冒頭に、会長の砂川進氏による表彰式が大宮ソニックシティにおいて行われました。
1 受賞演題
(1)発表者氏名(所属・学年)
武田孝太 (健康開発学科検査技術科学専攻・4年次)(平成24年3月卒業)
(2)演題名
ホルター心電計を用いたREMの推定と睡眠の質の評価
(3)演題の概要
入眠時刻や睡眠時間の長さの違いがどれほど睡眠の質に影響を与えているのかを検討するために、ホルター心電計(長時間心電計)の記録から心拍の変動性を解析し、レム睡眠(眠っていても目玉が動き、脳は覚醒に近い浅い眠り。筋肉の緊張は解け、だらりとした状態になるため肉体の疲労をとると考えられる。)の推定を試みた。その結果、ホルター心電計で心電図と眼球運動を同時記録することにより簡易な方法でレム睡眠期の推定が可能であることを検証した。また本研究で解析した結果を用いて睡眠の質の検討を試みたところ、睡眠時間が長いほどレム睡眠の出現回数が多く、覚醒時の疲労回復感が良好であることがわかった。
(4)指導教員
荒川恭子講師
2 関係者のコメント
(1)受賞の理由(埼玉県臨床検査技師会学術部)
東海道新幹線の居眠り事件以来、睡眠に関する検査が注目されている。通常、睡眠解析は専用のポリグラフ計を用いるが、本研究では、ホルター心電計を使用して睡眠解析を試みていることは特筆すべき点である。解析結果も睡眠時刻が遅く睡眠時間が短いとレム睡眠の推定回数が少なく、疲労回復度も低下しているという結論を導き出している。この発表は睡眠解析におけるホルター心電計の新たな使用法を示唆するものであり、一般診療においても応用の可能性を提示する有意義な発表である。
(2)武田くん(被表彰者)のコメント
このような素晴らしい賞をいただくことができたのは、指導教員の荒川先生や埼玉県立小児医療センターの横田 進技師の熱心なご指導と、多くの友人たちが被検者として協力してくれたからだと思う。今回、卒業研究を通じて研究の難しさややりがいを学ぶことができた。今年の4月から臨床検査技師として勤務しているが、この経験を活かしてこれからもがんばりたい。
(4)荒川講師(指導教員)のコメント
武田くんが提出した卒研のテーマは“睡眠時間帯や睡眠の長さの違いにより、睡眠の質にどれくらい影響が出るのかを調べたい”という壮大なものであった。測定機器や倫理的配慮から実験方法が限定されるなか、ホルター心電計を利用して心電図(心拍変動)と眼球運動を同時に記録してレム睡眠を推定する方法で実験することになった。長時間にわたる睡眠時の記録を判定するのは並大抵のことではないが、これをやり遂げたことがこの研究の成果につながった。汎用機器を利用したアイデアと手間と時間を惜しまない学生ならではの粘りの結果である。また心拍変動解析は、本学の前身校の埼玉県立衛生短期大学卒業生の横田進氏に直接ご指導いただいており、教育における卒業生との連携の成果でもある。今回の発表を通じて、現場の技師の方たちから高い評価とたくさんの励ましをいただいた。これをジャンプ台として、さらなる飛躍と臨床検査の発展に貢献することを期待している。
(写真は左から砂川進埼玉県臨床検査技師会会長、武田くん、荒川講師、横田進埼玉県立小児医療センター臨床検査技師)
東海道新幹線の居眠り事件以来、睡眠に関する検査が注目されている。通常、睡眠解析は専用のポリグラフ計を用いるが、本研究では、ホルター心電計を使用して睡眠解析を試みていることは特筆すべき点である。解析結果も睡眠時刻が遅く睡眠時間が短いとレム睡眠の推定回数が少なく、疲労回復度も低下しているという結論を導き出している。この発表は睡眠解析におけるホルター心電計の新たな使用法を示唆するものであり、一般診療においても応用の可能性を提示する有意義な発表である。
(2)武田くん(被表彰者)のコメント
このような素晴らしい賞をいただくことができたのは、指導教員の荒川先生や埼玉県立小児医療センターの横田 進技師の熱心なご指導と、多くの友人たちが被検者として協力してくれたからだと思う。今回、卒業研究を通じて研究の難しさややりがいを学ぶことができた。今年の4月から臨床検査技師として勤務しているが、この経験を活かしてこれからもがんばりたい。
(4)荒川講師(指導教員)のコメント
武田くんが提出した卒研のテーマは“睡眠時間帯や睡眠の長さの違いにより、睡眠の質にどれくらい影響が出るのかを調べたい”という壮大なものであった。測定機器や倫理的配慮から実験方法が限定されるなか、ホルター心電計を利用して心電図(心拍変動)と眼球運動を同時に記録してレム睡眠を推定する方法で実験することになった。長時間にわたる睡眠時の記録を判定するのは並大抵のことではないが、これをやり遂げたことがこの研究の成果につながった。汎用機器を利用したアイデアと手間と時間を惜しまない学生ならではの粘りの結果である。また心拍変動解析は、本学の前身校の埼玉県立衛生短期大学卒業生の横田進氏に直接ご指導いただいており、教育における卒業生との連携の成果でもある。今回の発表を通じて、現場の技師の方たちから高い評価とたくさんの励ましをいただいた。これをジャンプ台として、さらなる飛躍と臨床検査の発展に貢献することを期待している。
(写真は左から砂川進埼玉県臨床検査技師会会長、武田くん、荒川講師、横田進埼玉県立小児医療センター臨床検査技師)









