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本学学生の研究発表2演題が学会誌掲載候補論文に推薦されました

ニュース

2017/11/17

推薦の概要

平成29年9月21日(木)~23日(土)に開催された日本臨床検査自動化学会第49回大会(パシフィコ横浜)で、池澤里桜さん(検査技術科学専攻4年)および中島一樹さん(大学院博士前期課程1年)の研究発表が、本学会編集委員会の選考により学会誌掲載候補論文に推薦されました。
学会誌掲載候補論文とは、一般演題での研究発表の中から、学会誌の論文に相応しいと考えられた発表に対して、編集委員会から発表者に論文投稿が依頼されるもので、今回は一般演題266題の中から推薦されました。
池澤さん中島さん写真

推薦演題1

演題名
L-フェニルアラニンで小腸型ALPを阻害させるIFCC法のALP活性に対応可能なALPアイソザイム分析法の考案
発表者
池澤里桜 (検査技術科学専攻4年)
共同発表者
中島一樹 (博士前期課程健康福祉科学専修1年)
小澤恵理(検査技術科学専攻4年)
高橋由季(検査技術科学専攻4年)
山口奈摘美(検査技術科学専攻4年)
我妻朋代(検査技術科学専攻4年)
発表内容
現在、アルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性測定法は、日本臨床化学会勧告法(JSCC法)から国際臨床化学連合勧告法(IFCC法)に変更することが進行している。今回、このIFCC法に対応可能なALPアイソザイム分析法を考案した。

推薦演題2

演題名
ヒトアルブミン溶液と蛋白標準血清を標準物質としたときのBCG法と改良BCP法の相違について
発表者
中島一樹(博士前期課程健康福祉科学専修1年)
共同発表者
永井謙一(博士前期課程健康福祉科学専修2年)
発表内容
現在,血清アルブミン検査はBCG法と改良BCP法が普及しているが、両方法間の特異性の相違が問題となっている。今回、標準物質を蛋白標準血清からヒトアルブミン溶液に変更することにより,両者の特異性の違いを明確にした。

池澤里桜さんのコメント

この度、学会誌掲載候補論文に推薦していただき、誠に光栄に思います。
私達の研究の成果がより多くの人の目に触れる機会をいただけて、とても嬉しく思っています。また、本研究のご指導をいただきました松下先生をはじめ、ご協力いただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。自動化学会は、全国規模の学会でしたので、演者のほとんどが臨床検査医、大学の教員、および現場で働かれている技師さんでした。その中で、学生として発表することは、とても緊張しましたが、貴重な経験となりました。今後も臨床検査の更なる発展に貢献できるよう、日々励んでいきたいと思います。

中島一樹さんのコメント

この度は学会誌掲載候補論文に推薦していただいたこと、大変光栄に思います。日頃より丁寧にご指導くださっている松下誠先生、学会の運営や論文の推薦に携わってくださった先生方、今回の研究に関わってくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。今回の研究をまとめた論文を学会誌に投稿し、多くの方の目に触れることで、現在のアルブミン測定の問題点がより認知され、問題の解消に少しでもつながれば幸いです。

指導教員   松下誠教授のコメント

池澤さん、中島さん学会誌掲載候補論文への推薦おめでとうございます。是非論文にまとめてください。
日本臨床検査自動化学会は臨床検査の実践研究を対象としているため、検査関連学会の中では最も学生発表が少ない学会として知られています。今回の第49回大会においても、一般演題は266題ありましたが、学生発表はわずか10題(本学が3題)です。
私の臨床化学研究室では『大学研究室が実践的研究をする』を合言葉にしています。これからも自分を信じて、さらに前進していきたいと考えています。