少子高齢化が進み、財政制約が強まる中で、自治体や保健医療福祉の関係機関では、地域の実情の把握、医療費・介護費の分析等を適切に行い、医療・介護保険の安定的運営や地域包括ケアシステムの構築といった課題に効果的・効率的に取り組んでいくことが求められています。
このためには、保健医療福祉の計画や事業の企画立案に必要とされる実践的な理論、知識、手法等を修得した人材を育成することが必要です。
そこで、本学大学院では、2025年度から、県内の自治体、保健医療福祉の関係機関等を支援する観点から、関係する職員等を対象とする履修証明プログラムとして、「保健医療福祉政策プログラム」を開始します。
1.対象者
保健医療福祉の政策・事業の立案や実務に従事している者又は今後従事しようと考えている者
2.内容
1. 2年以内に5科目(150時間)以上を履修。
2. 修了者には、学長名の履修証明書を交付。
3. 授業は、原則として、7限(19:40~21:10)にオンライン(遠隔)で実施。
4. 保健医療福祉の政策立案の現場で直面する以下のような課題に対応。
・ どういう点に注意して住民調査を行ったらよいか知りたい。
・ 統計分析の方法や結果の解釈の仕方が難しい。
・ データヘルスにどのように取り組んだらいいかわからない。
・ 事業計画の評価をどのように示したらよいか迷っている。
・ 地域づくりを進めていくためのポイントを学びたい。
・ 他の自治体の取組事例を知りたい。
5.プログラムの構成科目は、博士前期課程の正規科目であり、履修した科目については、プログラム参加者が大学院に正規入学した場合、単位として認定されます。
3.費用
入学検定料:9,800円
入学料:県内居住者 21,100円、県外居住者 42,300円
受講料:1単位につき7,000円(5科目10単位以上履修)
本プログラムのチラシはこちら(pdf 6MB)をご覧ください。
出願情報等は「2025年度 履修証明プログラム「保健医療福祉政策プログラム」」をご覧ください。
【参考】履修証明プログラムについて
履修証明プログラムとは、学校教育法第105条及び学校教育法施行規則第164条の規定に基づき、大学のより積極的な社会貢献を促進するため、主に社会人を対象とした一定のまとまりのある学習プログラムを開設し、その修了者に対して学校教育法に基づく履修証明書(Certificate)を交付するものです。
詳細については、文部科学省HPをご参照ください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/index.htm