本文へスキップします。

【参】メインイメージ(博士前期課程)
メインイメージ
H1

【健康福祉科学専修】カリキュラム

【健康福祉科学専修】カリキュラム

健康福祉科学専修の教育理念・教育目標

20世紀後半の生命科学と行動科学の発展は、保健医療福祉分野における、受精前から死亡後までの、人の一生のあらゆる課題に対して、文化的、社会的、心理行動学的、生物科学的な知識と技術を総合的に用いて解決を図る可能性を示しました。それを受けて実証的研究が、健康増進、疾病予防、健康問題への対処、リハビリテーションの諸領域で、個人や地域住民を対象に行われ、その成果が保健医療福祉の実践に反映されつつあります。
また、生活上の様々な課題の解決に対するアプローチにも、社会や環境全体への視点の広がりとともに、支援の対象となる人々をエンパワメントし、身体的にも、精神的にも、社会的にも健康かつ安寧な状態を新たな福祉主体の形成を意識しつつ、展開していくことが強く求められるようになってきています。
そこで、健康福祉科学専修では、少子高齢化社会において不可分の課題である健康の増進、生活の再設計について、その支援や働きかけの対象となる利用者を、包括的に理解し、多様な手法で、あらゆるライフステージにあわせて、援助を提供する視点を持ちながら、高度で専門的な学識を有する実践者の育成を目指すこととしています。具体的には、生活支援及び健康問題への対処と健康増進について、健康行動科学と社会福祉の両分野を連携し、援助を必要とする人々に統合的な支援と働きかけを提供できる人材の養成を図ることであり、健康福祉基礎科学、健康行動実践学、社会福祉実践学、検査技術実践学の追究を通して、包括的な支援能力や課題解決能力を養います。
修了後は、自治体における保健福祉の政策形成や、保健福祉関連の組織・機関における運営管理への従事、新たなサービス提供主体におけるマネジメントの実施等、健康増進と生活の再設計を行う上でのリーダーシップを発揮することが期待できます。また教育・研究機関での本学術領域の発展に寄与することも期待されます。
授与する学位名は、修士(健康福祉科学)とし、英語名称はMaster of Health Science and Social Workです。