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学長からのメッセージ

学長からのメッセージ

   埼玉県立大学は、1999年に保健医療福祉領域の専門職を育成する大学として開設し、2009年に大学院修士課程(現博士前期課程)、2015年に大学院博士後期課程を設置し、学部から大学院まで保健医療福祉学における一貫した高等教育を行っています。 保健医療福祉学部は、看護、理学療法、作業療法、社会福祉子ども、健康開発の5学科で構成され、社会福祉子ども学科には社会福祉学専攻と福祉子ども学専攻、健康開発学科には健康行動科学専攻、検査技術科学専攻、口腔保健科学専攻の各専攻を配置しています。
   大学院保健医療福祉学研究科は、博士前期課程においては看護学、リハビリテーション学、健康福祉科学の3専修で構成されています。
   開学以来、保健医療福祉領域における専門職連携を教育研究の基本方針として、学部大学院一貫した教育カリキュラムと基礎研究から臨床実践に至る広範な研究を推進しています。
   本学は、陶冶、進取、創発の基本理念のもと、保健、医療、福祉の分野において専門職連携を通じて人々の健康と生活を統合的に支え共生社会に貢献できる人材を育成することを目的としています。その目的を達成するため、専門領域の知識や技術のみならず、豊かな人間性と確かな倫理観、先人の教えを踏まえつつ批判的精神を持って自ら行動し、“今まで誰も知らない”あるいは“答えの無い”課題に積極的に取り組む意思と知性、及びそれを実現するためのコミュニケーション能力を修得する教育を行っています。
   そのため、専門科目のみならず、教養科目やIPE(専門職連携教育)科目などの、全学生が共通に学ぶ科目を重視し、広い視野と学識を身につける教育課程を採用しています。なかでもIPE科目は、対人支援の共通基盤となる理念や、対象となる個人や集団および社会の特性の理解、実践における多職種の連携・協働の習得を目標とし、本学教育を象徴する科目です。1年次のヒューマンケア体験実習と4年次のIPW(専門職連携実践)実習では、異なる専門教育課程の学生から構成されたチームによる課題解決実習を、埼玉県内の約160施設の協力で実施しています。
   大学院においても、IPW論(専門職連携実践論)を共通必修科目として配置し、高度専門職や研究者を育成すると伴に基礎研究や臨床研究、地域保健・福祉に関する実証的及び政策提案型研究などの成果を世界へ発信しています。
   国際貢献と国際交流では、学生教職員が在日外国人や海外災害被災者の支援活動への援助をおこなっています。また、中国、豪州および欧州の大学との交換留学などの機会を提供しています。
   社会貢献として国や埼玉県、市町村、NPOとの協働により、保健医療福祉分野の実践と政策立案に関するシンクタンク機能を果たしながら、多彩な活動を展開しています。また、研究成果と高い教員の実践能力にもとづいた、地域包括ケアシステム構築に関連するプロジェクト研究の推進と支援、さらに専門職連携に関わる保健医療福祉施設職員の能力向上のための研修など多彩な社会貢献を行っています。
   本学は今後とも、保健医療福祉分野の実践と研究に意欲を持つ多様な学生と教員・研究者とともに保健医療福祉分野における連携と協働を推進し、地域社会の発展に貢献していきます。本学への皆様のご支援をお願い申し上げます。

埼玉県立大学 学長 星 文彦

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