埼玉県立大学WEB講座をご覧いただきありがとうございます。
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第25回 健康寿命を伸ばすには
第25回となる今回のテーマは、「健康寿命を伸ばすには」です。
テーマ設定の背景
近年、「健康寿命」という言葉を見聞きする機会が増えています。もともと世界保健機関(WHO) が提唱した概念で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。簡単にいうと、介護などに頼らずに自立して生活できている健康な期間のことです。
今や日本は世界一の長寿国となり、平均寿命が延びる中、最後まで健康で生きたいと誰もが思っています。厚生労働省では3年ごとに健康寿命を発表しており、2021年に発表されたデータによると、2019年の健康寿命は男性が72.68歳、女性が75.38歳でした。一方、2019年の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳です。比較すると、男性は約8.73年、女性は約12.07年の差があり、健康寿命のほうが短く介護を必要とする年数が約8~12年必要という結果となっています。
健康寿命を伸ばす効果的な対策には、自立出来ている健康な時から生活習慣を見直すことが重要です。今回は専門の先生に、「ストレス」「運動」「口腔」の3つの視点から教えて頂きたいと思います。皆様の健康寿命が伸びますように!
出典:WHO「Life expectancy and Healthy life expectancy Data by country」
※2019年男女平均の数値 https://apps.who.int/gho/data/view.main.SDG2016LEXv?lang=en
第24回 ストレス社会を生きる知恵
第24回となる今回のテーマは,「ストレス社会を生きる知恵」です。
テーマ設定の背景
長引くコロナ禍の影響だけでなく、少子高齢社会の到来や貧困、格差、戦争等による社会不安の増大といった様々な問題が山積している2022年の日本はストレス社会と言えるでしょう。ストレス社会を生きる我々にとって日々のストレスとの付合い方は生きる上で重要な視点と言えます。今回は「セルフメディケーション」、「運動」、「うつ病」の3つの視点から,ストレス社会を生きるための知恵を提供
したいと思います
第23回 肩・腰・膝の痛み
第23回となる今回のテーマは,「肩・腰・膝の痛み」です。
テーマ設定の背景
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束を願いつつ、家で過ごす時間が長くなった方も多いのではないでしょうか。
どのような状況であっても、何事もなく健やかな日々を過ごされるのが一番です。
しかし、不活発などの要因で運動器に不具合を生じた方も実際いらっしゃるのではないでしょうか。特に、肩・腰・膝の痛みは、種々の活動の制限を来たすことでも広く知られています。
そこで、本学の理学療法士 3 名が、専門的立場から運動器、とりわけ「肩」「腰」「膝」の痛みとその対処法について具体的なアドバイスを提示します。
今は何ともない方から、症状の軽い方・重い方まで、一読の価値ありです。
それでは、どうぞお楽しみください。
第22回 自分らしい生活を可能にする福祉機器
第22回となる今回のテーマは,「自分らしい生活を可能にする福祉機器」です。
テーマ設定の背景
超高齢化社会を迎え,介護は身近な存在となっています。障害の有無に関わらず,福祉機器の活用によって,自分らしい生活を継続,維持する可能性が拡がり,また介護者も介護負担を軽減し自分らしい生活ができる一助となることと思います。
そこで今回のWeb講座では,福祉機器の選び方のポイント, 3Dプリンタを活用した福祉用具や科学的根拠に基づいたトイレの手すりについて,今後に役立つ情報を提供できればと考えております。
第21回 コロナ禍における情報リテラシー
第21回となる今回のテーマは、「コロナ禍における情報リテラシー」です。
テーマ設定の背景
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、新型コロナウイルス感染症に関する様々な情報が溢れています。これらの情報の中には、科学的に不正確だったり、真実とは異なる情報や、誤解を招く情報が紛れ込んでいる場合も数多くあります。情報がたくさん溢れている世の中で、正確な情報を見抜くということは簡単なことではありません。
今回は、「コロナ禍における情報リテラシー」ということで、科学的な根拠が示されている情報や、行政機関や学会といった公的機関による発信などをお示しし、信頼できる情報源を選んで参照していくことについて、考えていく機会になればと思っております。
第20回 継続するコロナ禍で変化する私たちの生活
第20回となる今回のテーマは、「継続するコロナ禍で変化する私たちの生活」です。
テーマ設定の背景
新型コロナウイルスの感染防止対策は既に1年を越えて継続しています。毎日の生活や行動、仕事や働き方、社会生活の面で、私たちはこれまでと異なる対応を強いられてきています。こうした対応と変化が長期化することで、私たちの生活はすでに大きく変わりつつあるといっても過言ではありません。
今回は、コロナ禍での私たちの生活が、身近な高齢者や子どもの生活の面で、大学生の生活の面で、日々の社会での働き方の面でどのような変化となって現れているのか、その実態と対応を専門の先生方から紹介いたします。それぞれにこれまでにない変化と対応の状況が示されています。これらを通して、コロナ後の今後の生活の仕方や望ましい取り組みを、皆さんとご一緒に考える機会としたいと存じます。
第19回 私たちができるSDGsへの取組み
第19回となる今回のテーマは、「私たちができるSDGsへの取組み」です。
テーマ設定の背景
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発のための目標)」の略称で、「エス・ディー・ジーズ」と読みます。皆さんもカラフルなロゴマークを一度はご覧になったことがあるかと思います。

SDGs は、2015年9月に開かれた国連サミットで、2030年を年限とした国際社会が取組む目標指針として採択されました。基本理念を「No one will be left behind(誰一人取り残さない)」と掲げ、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のために、17のゴール(目標)と、169のターゲット(成果)を定めました。SDGsは開発途上国だけではなく、日本を含む先進国もその達成が求められている、普遍的な目標です。自然と調和しつつ、健康で自分らしく生きる社会をつくるために各国政府やNGO/NPO、企業や市民団体などが活動しています。
COVID-19の流行により、多くの人が健康を害し、経済の影響を受けました。今こそ、よりよい社会のあり方を考え、私たちができることを考える時です。しかしながら、自分の生活とSDGsがどのような関係にあるのか、実感がない方も多いかと思います。そこで、第19回のWEB講座では、SDGsの保健医療福祉や環境に関する目標について、市民レベルでできる取組みについてお伝えします。