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教員DB:詳細

村井 美代

Miyo MURAI

701130

氏名 村井 美代
Miyo MURAI
学科・研究科 健康開発学科 検査技術科学専攻/大学院研究科
職名 教授
学位 博士 (医学) /Ph. D.
専門分野 細菌学・細菌遺伝学
E-mail murai-miyo “at” spu.ac.jp
※“at”を@に置き換えて下さい。

専門分野

細菌学(Bacteriology)
細菌遺伝学(Bacterial Genetics)

研究テーマ

1. 健常人における黄色ブドウ球菌の咽頭保菌に関わる要因の探索
(Exploring factors involved in pharyngeal carriage of Staphylococcus aureus in healthy persons.)
2.埼玉県下の下水から分離されたMRSAの解析
(Genomic analysis of MRSA isolated from waste water in Saitama Prefecture.)
 

教育分野(担当科目)

担当科目: 分子細胞生物学、微生物学、微生物学実習、臨床微生物学Ⅰ、臨床微生物学実習、臨床微生物学演習、医療安全管理学,遺伝子染色体検査学実習、微生物学特論

   感染症の確定診断に直結する病原体同定検査および治療薬決定に関わる病原体の薬剤感受性検査を行う分野を担当します。それらの検査に必要な病原体(細菌、真菌、ウイルスなど)に関する知識を講義し、実習では感染の危険性がある病原体を安全に取り扱うための技術である無菌操作を、個々の学生が確実に身につけるまで丁寧に指導します。
 

自己PR

 病原体の構造や性状は、生化学や細胞生物学、分子生物学的な手法を用いて解明されてきました。近年では感染症を微小な細菌が人体内という環境で謀る生存戦略ととらえ、生態学的なアプローチで研究されています。このような生命科学関連の諸分野の知識を基に、わかりやすい講義を心がけています。

受験者へのメッセージ

 臨床検査学とは、人体から採取・排出された検体を生化学的または形態学的手法で、もしくは体の表面から内部の様子を物理学的手法で、目に見える数値や形にして体の状態を明らかにしていく学域です。人の役に立ちたい!人体の仕組みに興味がある!という方、臨床検査技師を目指してみませんか?

最近の研究内容

   近年、抗菌薬が効かない薬剤耐性(antimicrobial resistance: AMR)細菌が世界中で増えています。AMR対策の標的のひとつである多剤耐性のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、日本でも1980年代から病院内で猛威を振るっていましが、現在は院内にとどまらず健常者に常在したり、環境に広く分布しているといわれています。私たちは市中を含めたMRSA制御に貢献することを目的に、主に健常者やヒトを取り巻く環境からMRSAを含む黄色ブドウ球菌を分離して、比較解析を行っています。
1.  黄色ブドウ球菌の咽頭保菌実態の解明
 若年健常者の鼻腔と咽頭保菌調査から、咽頭保菌率は鼻腔保菌率よりも高く、咽頭保菌と鼻腔保菌は独立した現象であり、口腔保健行動を活発に行う集団は咽頭保菌率が低く、咽頭は鼻腔に比べて菌株の入れ替わりが多いことから環境の影響を受けやすいことを明らかにしました。
2.  下水から分離されたMRSAの解析
ヒトの全身の常在菌が含まれる生活排水(下水)から黄色ブドウ球菌を分離し、MRSAの占める割合をモニターしています。分離したMRSA株についてはゲノム解析を行い、その下水処理場の流域下水道処理区域内の医療施設から得られた臨床分離MRSA株と比較解析し、相互の関係を明らかにする予定です。
 


 

研究業績(外部サイト)


2022-2023研究・地域活動シーズ


2022年度教育研究等業績
2021年度教育研究等業績
2020年度教育研究等業績
2019年度教育研究等業績
2018年度教育研究等業績
平成29年度教育研究等業績
平成28年度教育研究等業績
平成27年度教育研究等業績