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教員DB:詳細

相川 章子

Ayako AIKAWA

401146

氏名 相川 章子
Ayako AIKAWA
学科・研究科 社会福祉子ども学科 社会福祉学専攻/大学院研究科
職名 教授
学位 博士(人間学)/ Ph.D.
専門分野 社会福祉学・ソーシャルワーク・精神保健福祉・ピアサポート
E-mail aikawa-ayako“at”spu.ac.jp
※“at”を@に置き換えて下さい。

専門分野

・ピアサポート
・当事者学
・社会福祉
・ソーシャルワーク
・精神保健福祉
・障害者福祉

研究テーマ

1. ピアスタッフ/ピアサポーターの価値および倫理に関する研究
(Research on values and ethics of peer staff/peer supporters)
2. ピアサポートのネットワーク構築およびオンラインピアスーパービジョン体制のモデル構築
(Building peer support network and constructing a model for online peer supervision system)
3. 当事者との共同創造とコミュニティ・インクルージョン
(Co-creation with stakeholders and community inclusion)

教育分野(担当科目)

学部
精神保健福祉の原理Ⅱ・精神保健福祉制度論・ソーシャルワーク実習指導Ⅱ・精神保健福祉援助演習Ⅲ・福祉社会特講Ⅳ(国際社会福祉論)・ソーシャルワーク実習指導Ⅲ
大学院
精神保健支援論、ソーシャルワーク特論(それぞれオムニバスの一部担当)

【概要・工夫など】
精神保健福祉やソーシャルワークについて、身近で我ごととして捉えていくことを心がけています。事例の紹介や当事者によるゲストスピーカーの講演などを取り入れ、学生のコメントや質問を紹介し、私も皆様から学んでいます。私たちが“地域で共に生きていく”ことについて一緒に考えていきたいと思っています。

自己PR

沖縄で学生時代を過ごし、雪国でソーシャルワーカーとして働くなかで、人が生きていく上で大切なことはなんだろうということを、生きづらさを抱えた人々から学び、感じてきました。さまざまな当事者と共に学び、考え、活動し、研究していきたいと思っています。

受験者へのメッセージ

思い返すと、私が大学を選ぶときはとても迷い、悩んでいました。私が本当にやりたいことは何だろう?本気で悩んでいると、気づくと本気で何かに取り組んでいて、そのなかで出会いがあり、見えてくるものがあると思います。ソーシャルーワークも対人支援も、悩むこと、迷うことが多くあります。一緒に、楽しく、本気で悩みましょう。

最近の研究内容

1.ピアスタッフ/ピアサポーターの価値および倫理に関する研究  
 ピアスタッフ/ピアサポーターとは、主に病気や障害等によるさまざまな自身の経験を活かして同様の生きづらさを抱えている当事者のリカバリーに資する仲間をいいます。我が国では1990年代ころより徐々に増えはじめ、2021年度より障害者総合支援法による障害福祉サービス事業の一部に加算制度が創設されました。しかし、ピアサポーターとして働く上での価値や倫理指針は日本にはありませんでした。本研究でピアスタッフの皆さんと一緒に作り、12項目にまとめました。

 2.ピアサポートにおける対話  
ピアサポートとは、同様の経験をしている、もしくは同様の立場である対等な仲間同士の支え合いをいいます。精神障害をはじめなかなか他者に話すことができない経験、語ってもわかってもらえない経験は、言葉が紡がれないということがわかってきました。ピアサポートでは経験を差し出し合う対話から、これまでの経験に言葉が与えられます。そして不思議な力と空間を生みます。その不思議を明らかにしようと、日々のピア活動を通じてフィールドワーク、ナラティブ研究を行っています。

 3.当事者との共同創造とコミュニティ・インクルージョン  
ピアサポートは仲間同士で支え合うので、仲間に入らない人を排除するというパラドックスの構造を抱えています。私たちの生きている世界には排除と包摂の錯綜、矛盾に溢れています。ピアサポートは多様な人々が地域の中でともに暮らしていくための方法論として位置付け、当事者の声を聞く価値、ともに作る価値、地域でともに暮らす価値についてピアサポートの現場から研究を深めています。

研究業績(外部サイトへのリンク)