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卒業生メッセージ

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芦川 茉帆の画像

平成29年 健康開発学科 検査技術科学専攻卒業
東京都立多摩総合医療センター勤務
臨床検査技師
芦川 茉帆さん

分からない問題があれば、納得のいくまでとことん一緒に考え、悩み、アドバイスをくれる先生方ばかりでした。

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なぜ、埼玉県立大学を選びましたか。

私が数ある医療系の学部、学科の中で、埼玉県立大学の検査技術科学専攻を選択したのは、母が医療系の仕事に従事していたことがきっかけにあります。幼いころから医療系の仕事を身近に感じていたことと、そして病気の診断の根拠となる検査データを採取し、診断を支えていくことに興味を持ち始めたことから、臨床検査技師を目指しました。また、埼玉県立大学では、他学科や他大学の生徒と連携してチーム医療に関する授業を受けることができるので、患者さんに寄り添った医療を形成していくために必要な考えを学ぶことができると思い、この大学を選びました。

埼玉県立大学の特徴・印象は?

検査技術科学専攻の4年間は、充実した検査機器や設備を活用して、しっかりと検査技術を学ぶことができるものでした。また、先生方と生徒の距離がとても近いことも魅力の一つです。分からない問題があれば、納得のいくまでとことん一緒に考え、悩み、アドバイスをくれる先生方ばかりでした。
他にも、実習ではその都度、班編成が行われるので、実習を通して、今まで話さなかったような人とも交友関係を深めることができます。そのため、専攻全体で仲が良くなり、何か問題が起こった時に互いに助け合ったり、活発に意見を交換しやすい環境だと感じました。
授業では、4年生の時に行った遺伝子・染色体検査学の実習がとても印象に残っています。4年生になるまでに採血の実習があるので、そこで得た技術を活用しながら友人同士で互いに採血をし、自分の検体で遺伝子検査の実習に取り組むことになります。遺伝子検査は手作業で煩雑な操作が多く、大変ですが、普段見る機会がまずないであろう自分の染色体を見ることができます。また遺伝子の配列から、自分がどんな体質かを知ることもできるので、楽しんで実習に臨めました。

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現在どのような仕事をされていますか。
現在の仕事の魅力、やりがいを教えてください。

臨床検査技師として東京都立多摩総合医療センターに勤務しています。所属は輸血検査で、交差適合試験や血液型、不規則抗体試験などの業務を行っています。輸血検査は、輸血が必要な患者さんの命を守るために臨床的に意義のある不規則抗体を同定し、その抗原が陰性の血液製剤を用意することがとても重要になります。まだまだわからないことや、検査に自分の技術が追いついてないことを痛感する場面も多くありますが、講習や勉強会にも積極的に参加して、知識や技術を磨く毎日を送っています。輸血検査は患者様の命に直結するとても大事な仕事です。日々緊張感をもって業務に取り組んでいます。

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後輩への応援やアドバイスをお願いします。

これから進路や自分の本当にやりたいことが何なのかわからず悩む場面が多く出てくると思います。そんなときはぜひ周りにいる仲間や先生方に相談してみてください。一人で考えるよりも、きっといい考えが浮かぶはずです。また、少しでも頑張れそうだなと思ったことには妥協せずにとにかく挑戦してみてください。たとえそれが自分に合った道ではなくても、その挑戦は自分の糧になります。辛いことがたくさん待ち受けているとは思いますが、負けずに頑張ってください。応援しています。