教育目標の到達を目指す学修を可能とするため、以下の考え方のもとにカリキュラムを構成します。
1:教育内容の指針
・看護学士課程において卒業時に求められる看護実践能力を獲得できるよう、その内容を含む科目を各セメスターに配置します。
・専門教育に関する科目は看護学を体系的に学ぶために順序性を考慮した編成をします。そのため、科目によって先修条件を課します。
・看護学の中でも特に関心の高い分野をより深く学ぶために4つの履修モデルを提示します。それぞれの履修モデルに応じた選択科目を配置します。
・看護職として生涯活躍するイメージを形成するためにキャリア教育の内容を含む科目を配置します。
・各科目で地域性・国際性を意識して、教授します。
2:教育方法の指針
(1) 能動的学修を促進するため教育方法を工夫します。
・現象を批判的に捉え、根拠に基づき論理的に思考する力を高める学習課題を提供します。
・対人技能、協同的態度、および自律性を高めるため、グループワーク等を取り入れます。
・発信力を高めるため、授業の中でプレゼンテーションの機会を設けます。
・ICTを活用し、授業時間外にも学習機会を設けます。
(2) 看護学や看護職への関心を喚起し、人権擁護の意識を高めるため、模擬患者やシミュレーション等リアリティのある教材を活用します。
(3) 学んだ知識・技術・態度を統合して行動できるよう、講義、演習、実習を組み合わせて教育内容を構成します。
(4) 学生が自己を客観的に振り返り、次にむけての課題を明確化できるような機会を設けます。
・学生間の相互評価や教員との面接を行い、学生のリフレクションを支援します。
・セメスター毎に学修ポートフォリオを用いて振り返りをします。
3:教育評価の指針
(1) 科目の到達目標に合わせ、シラバスに提示されている複数の評価方法を組み合わせて評価を行います。
(2) 段階的な到達目標を学修ポートフォリオに組み込み、定期的に面接を行います。
(3) 4年間の学修成果は、総合実習、IPW実習および卒業研究によって総括的評価を行います。