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教育目標・3つの方針(作業療法学科)

カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシー

2026年度以前入学生

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

   本学保健医療福祉学部作業療法学科は、人々の健康と生活を統合的に支え共生社会に貢献できる人材(社会参加者、市民、作業療法士国家資格者、研究者)を育成するために、所定の課程を修め、単位取得等の条件を充たしたうえで、次のような目標を達成した者に学位を授与します。

1.高い倫理観を身につけていること
  人々の健康や社会参加を促進するために、対象者の価値観を重視した作業療法の目標を設定できる。
2.人々の生活上の行為を理解する能力を身につけていること
  幅広い視野と客観的かつ批判的な思考(critical thinking)を通し、人-生活行為-環境の関係を解釈できる。
3.人々の生活上の行為の改善、維持、向上に働きかける力を身につけていること
  人々の生活上の行為の課題について、関係する人々と連携を図りながら、作業療法の専門的な知識と技術を活かし、創造的に解決できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

   本学科では、本学の学位授与方針に基づいた目標を達成するために必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業を開講します。また、科目を科目間の関連や科目内容の難易度を表現する番号(ナンバリング)にて標示し、教育課程の構造を体系図(カリキュラム・マップ)としてわかりやすく明示します。

1:科目編成の指針
1)作業療法の実践に必要な豊かな人間性と倫理性などの基盤となる資質や能力を身につけるための科目を、各年次の「共通科目」「専門科目」に広く配置します。
2)作業療法の思考・知識・技術・態度を段階的に身につけるために、1~2年次に主に講義や演習形式の基礎的な科目配置し、3~4年次に実践的な科目、専門性の高い科目、作業療法の研究に関連する科目、進路に考慮した発展的・応用的な科目を演習や実習形式で配置します。
3)様々な環境、文化的背景やライフステージを踏まえて人々の地域生活を考える機会を複数の科目に含めて各年次に配置します。
4)実践的な科目や難易度の高い科目を履修するための条件として、その基礎となる科目を「先修条件」にすることがあります。

2:教育方法の指針

1)能動的な学修の充実を図るために、外部協力者との意見交換、事前事後の学修課題の実施、少人数のグループ活動、他学科学生や他大学学生とのグループ活動などの機会を設けます。
2)主体的な学修を促すための動画やe-learningの教材を開発していきます。また、ディプロマポリシーを基にした毎年の学修成果の省察を促していきます。

3:教育評価の指針

1)学修成果を具体的に把握・評価するために、ルーブリック、テスト(記述試験、口頭試問試験、客観的臨床能力試験)のような直接的な方法や、学修行動の観察や面接のような間接的な方法を用います。
2)質の高い教育に取り組むために、作業療法学科の教員は、連携して学修の状況や成果を毎週行われる作業療法学専門科目担当者会で共有し検討します。

2027年度以降入学生

教育目標

  1. その人らしさを尊重する倫理観と感受性,共感的理解を備え、多様な価値観の中で活動できる姿勢を育む 。
  2. 人々の生活課題を多面的に捉え、科学的根拠と柔軟な発想をもとに、作業療法的視点で新たな価値や支援方法を構想・提案できる知性を育む。
  3. 多職種や地域の関係者と連携・協働しながら、対象者の生活を支えることのできる高度な作業療法専門知識と技術を育む。 
  4. グローバルな視点を持ち、地域の人々と協働して多様な地域課題に対応する作業療法を実践できる力を育む。

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

本学の学則に定めた所定の単位を修得し、教育目標に到達したと判断できる者に学士(作業療法学)の学位を授与します。具体的には、以下の点について、講義や演習・実習等を通じた学修成果に基づき総合的に判断します。

  1. 個人の尊厳と多様性を尊重することができ、作業療法の実践に必要な教養と倫理観を身に付けている。
  2. 個人とそれを取り巻く環境の諸課題を作業療法的視点で捉えて分析および解釈し、根拠に基づいた創造的な支援を構想および実践する力を身に付けている。
  3. 作業療法の専門知識と技術を習得し、その探求と研鑽を自ら継続することができる力を身に付けている。
  4. 地域や社会の一員として、作業療法の専門性を基盤に、グローバルな視点と多様な連携を通じて環境や地域・社会の諸課題に取り組むための基本的能力を身に付けている。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシーの到達を目指す学修を可能にするため、共通科目と専門科目の2つを基本的枠組みとします。共通科目は初年次科目、Interprofessional Education(以下、IPE)科目、および教養科目から構成され、専門科目は、専門基盤科目、および専門科目から構成します。

教育内容

  1. 作業療法の実践に必要な思考、倫理観、態度、幅広い視野を育むために、全学年を通して、多様な領域でその役割を担う作業療法について見聞および考察する機会を設け、興味関心を持つことを促し、個人の尊厳と多様な価値観について理解を深める機会を提供します。
  2. 作業療法が対象とする多様な課題に主体的に関わり、問題の所在を分析する力と解決方法を立案して実践する力を育むために、対話・省察型の教育手法を取り入れ、学内外の実習を段階的に設けます。さらに、作業療法研究によって、課題をみつけて探求する経験を経て継続した学びの重要性の理解を促し、卒業後、大学院進学や専門職としての学びへとつながる研究・実践能力の基礎を築きます。
  3. 年次ごとの段階的な学びによって自らの関心分野を開拓して、探求心と研鑽を自ら継続できる力を育成するカリキュラムを構築します。
  4. 目の前の課題に向き合い、地域に根ざした多様な作業療法を実践しながらもグローバルな視点を持ち続ける姿勢を養うため、地域作業療法について学ぶ機会を段階的に設けます。

教育方法

  1. 講義、演習、学内実習、学外実習などの授業形態に応じた教育方法を実施します。各学年の学修状況に応じた学びを得られるよう、デジタルラーニングやCBTを用いて基礎的学力の定着をはかります。また、多様な作業療法の課題を分析、理解し、解決方法を自ら見出す力を育てるために事前事後の課題を取り入れ、グループワークや省察型の学修形態と双方向性の授業を推進します。
  2. 学生自身がディプロマ・ポリシーの達成に必要な学修のどのレベルにあるのかを、視覚的、体系的に理解できるよう、カリキュラムマップなどによって専門科目の関係性を明示します。

教育評価

  1. 成績評価は、シラバスに記載された内容に従い、各科目の実施形態および教育目標に適した方法によって行います。その結果に基づいてグレードポイントを付与し、その平均値(GPA)から到達度を把握します。また、シラバスに記載された評価方法および評価の重点項目を、初回の授業のオリエンテーションにて説明し、学生の理解を得るよう努めます。
  2. 学修ポートフォリオを活用して定期的に学修状況や学生自身の成長を把握し、学年担当教員との定期面談や必要時の科目責任者との面談などを通じて、学生の課題を明確にします。
  3. ディプロマ・ポリシーの達成状況を定期的に確認する機会を設け、その結果を作業療法学専門科目担当者会で共有および検討し、授業の実施に反映させることで、より質の高い教育の提供に努めます。年に一度、理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドラインに従って教育内容の自己点検を行い、大学ホームページで公開します。 

 

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

作業療法学科では、人々の生活とそれを取り巻く様々な環境に関心を持ち、直面する課題を解決するための作業療法の知識と技術を主体的かつ継続的に探求しようとする意欲のある学生を求めます。 

  1. 作業療法学を学修するための基盤となる基礎的な知識・技能を有していること
  2. 作業療法の対象となる人々が直面している課題や背景を多角的に捉えて、自分の考えをまとめ、論理的に説明する力を有していること
  3. 作業療法における課題の解決のために、多様な人々と協働する態度を有していること

入学者選抜の基本方針
一般選抜においては、大学入学共通テストで、学部共通の国語、外国語と数学を課し、作業療法学を学ぶために必要な(1)知識・技能や(2)思考力・判断力・表現力等を評価します。また多様な受験生を受け入れるため、地歴公民、理科、情報で受験生の特性を活かした基礎学力を評価します。さらに小論文を課し、(2)思考力・判断力・表現力等を評価し、面接および調査書等で、(1)知識・技能および(3)主体的に多様な人々と協働しつつ学習できる態度を確認します。
学校推薦型選抜においては、小論文で作業療法学の学修に必要となる(1)知識・技能および(2)思考力・判断力・表現力等を評価します。また面接および調査書等で、(1)知識・技能を確認し、(3)主体的に多様な人々と協働しつつ学習できる態度を評価します。
社会人特別選抜においては、小論文で作業療法学の学修に必要となる(1)知識・技能および(2)思考力・判断力・表現力等を評価します。また面接および提出書類で、(3)主体的に多様な人々と協働しつつ学習できる態度を評価します。