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【参】メインイメージ(作業療法学科)
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卒業生メッセージ

卒業生メッセージ

大島 千尋の画像

平成29年 作業療法学科卒業
医療法人社団協友会 彩の国東大宮メディカルセンター勤務
作業療法士
大島 千尋さん

今でも、講義中の先生の言葉を思い出し患者さんとリハビリを行っています。

大島 千尋の画像2

なぜ、埼玉県立大学を選びましたか。

祖母が突然の入院をした時、それまで入院経験もなく、何もかも不安でいっぱいな祖母や私たち家族に対し、非常に親身になって寄り添い、支え続けてくれたのが作業療法士の方でした。この出会いから、リハビリは身体面はもちろん、精神面でのサポートも大切にしていく仕事なのだと学ぶと同時に、私自身もそうした姿勢を忘れない作業療法士となり、患者さんやご家族の力になりたいと強く感じたのがこの仕事を志すきっかけとなりました。
そして、埼玉県立大学では病院などでの臨床参加型実習に力を入れているので、色々な視点で患者さんやご家族を支援する方法を学べると思い、この大学を選びました。

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埼玉県立大学でどのようなことを学びましたか。

「作業療法士と理学療法士は何がちがうの?」という質問は度々聞かれます。このテーマについて触れた講義の中で先生が、「理学療法士は≪生存≫に関わる仕事。作業療法士は≪存在≫に関わる仕事」とお話されていたことが非常に印象に残っています。私が作業療法士として実際に現場に勤務している今でもこの講義の内容を思い出し、その人がその人らしく≪存在≫するために私たち作業療法士に何ができるのか、と常に自分に問いかけながら患者さんとリハビリを行っています。

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現在どのような仕事をされていますか。
現在の仕事の魅力、やりがいを教えてください。

現在私は急性期の病院に勤務し、患者さん一人ひとりがその方らしい生活を送られるようお手伝いしています。急性期は患者さんの平均在院日数が2週間と短いため、限られた時間の中で、いかに患者さんのニーズや希望、ご家族の想いに寄り添った支援を提供できるかが非常に重要であると考えています。患者さんと共に目標を立て、それを達成できた感動を患者さんと分かち合えることこそが、この仕事の魅力であり大きなやりがいだと感じています。

大島 千尋の画像4

後輩への応援やアドバイスをお願いします。

作業療法士は子どもからお年寄りまで幅広く携わり、また病院から施設、地域・在宅まで非常に広範囲に亘って活躍できる職業です。それゆえに、大学では様々な専門的な知識や技術を身につける必要があります。課題に追われ忙しい時期もあると思いますが、そんな時は同じ目標を志す仲間と励まし合いながら、頑張るときは頑張る、時には息抜きも忘れずに、メリハリをつけて一つずつ乗り越えていただければと思います。 皆さんの学生生活が充実したものとなるよう応援しています!