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2019年度卒業生・修了生へのメッセージ及び卒業生・修了生代表からのご挨拶

2019年度卒業生・修了生へのメッセージ及び卒業生・修了生代表からのご挨拶
●2019年度卒業生・修了生へのメッセージ
●卒業生・修了生代表からのご挨拶

●2019年度卒業生・修了生へのメッセージ



埼玉県知事からのメッセージ


2019年度埼玉県立大学卒業生及び大学院修了生の皆様への知事祝辞

卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。皆さんのたゆまぬ努力が実を結び、晴れやかに門出を迎えられましたことを心からお祝い申し上げます。

大学院で学ばれた皆さんの中には、仕事と両立させながら懸命に学問を探求してこられた方も多くいらっしゃることと思います。御努力に深く敬意を表しますとともに、課程の修了を心からお喜び申し上げます。

また、これまで皆さんを温かく見守り、深い愛情を持って育んでこられた御家族や指導に当たられた教職員の皆様をはじめ、関係の皆様のお喜びもひとしおのことと存じます。誠におめでとうございます。

さて、昨年、開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会では、本県の熊谷ラグビー場でも熱戦が繰り広げられ、世界中に大きな感動を届けました。

私は、この大会の成功の要因の一つに「多様性」の受入れがあったと思います。様々な背景を持つ選手たちが一つのチームとなり力を尽くす姿や、互いの文化を尊重し国歌を歌い合う姿は、正に多様性が持つ大きな力です。

社会の高齢化が急速に進展する中で、人々が健康を維持し、質の高い豊かな生活を送るためには、地域包括ケアシステムに代表されるように、保健医療福祉の多様なサポートが不可欠であり、本県においてもそれを実践できる人材が強く求められています。

こうしたことから、埼玉県立大学では、多様な分野の専門職が協働して、利用者や患者の課題解決に取り組む「専門職連携教育」に力を注いでまいりました。

皆さんには是非、こうした県立大学での学びを生かし、それぞれが進まれる現場において多様性を踏まえた、正に「ワンチーム」による取組を実践し、地域における保健医療福祉分野のリーダーとなっていただくことを大いに期待しています。

結びに、卒業生、修了生の皆さんのますますの御活躍と、御家族・関係の皆様の御健勝を心から祈念申し上げまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。




埼玉県議会議長からのメッセージ

2019年度埼玉県立大学卒業生及び大学院修了生の皆様への議長祝辞

皆さん、御卒業、御修了、誠におめでとうございます。これまでの努力が実を結び、卒業の日を迎えられましたことを、心からお喜び申し上げます。

田中滋理事長、萱場一則学長をはじめ熱心に指導にあたってこられた教職員の皆様、深い愛情をもって、温かく成長を見守ってこられたご家族の皆様のお喜びも、格別のことと存じます。

さて、全国一のスピードで高齢化が進む埼玉県において、医療や介護を必要とする高齢者の増加への対応は、まさに喫緊の課題であります。

こうした中、県民が安心して暮らせる社会を築くためには、保健・医療・福祉の専門職の果たす役割が非常に重要であり、それぞれの分野でスペシャリストを目指す皆さんへの期待も、大きなものとなっています。

一方で、ロボットやAIが目覚ましい進歩を遂げており、皆さんが活動する分野でもその活用が始められております。例えば、介護業務や看護業務を支援するロボットや、リハビリ計画を作成するAIなども実用化されつつあります。

こうした新しい技術は、単に担い手側の人手不足を解消するのみならず、患者や福祉サービス利用者一人ひとりの生活の質の向上に寄与することが期待されております。

埼玉県立大学は基本理念に「陶冶」を掲げ、「誠実で温かい心と主体性を持ち、多様な価値観を尊重する人間性を磨き高める」ことを目指しております。

どうか皆様におかれましては、本学で学んだことを心の拠所にして、自分を磨き続けてください。そして、ロボットやAIをはじめとする新しい技術も積極的に活用しつつ、クライアント一人ひとりに親身になって寄り添っていただきたいと思います。

結びに、御卒業、御修了を重ねてお祝い申し上げますとともに、皆さんの輝かしい未来を心から祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。






越谷市長からのメッセージ


埼玉県立大学をご卒業される皆様、そして、大学院を修了される皆様、この度はおめでとうございます。
卒業並びに修了を迎え、希望に満ちた表情の皆様を拝見することを楽しみにしておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、残念ながら直接お祝いを申し上げることができません。
そこで、卒業生並びに修了生の皆様に、お祝いの言葉を贈らせていただきます。

輝かしい未来へ羽ばたこうとされている皆様に、心からお祝いを申し上げます。
皆様はこの大学において、大いに学業に励み、キャンパスライフを通じて友人たちとの絆を深めてこられました。多くの人との関わりの中で得られた学びは、皆様のこれからの人生の大いなる糧になると確信しております。皆様には、これまで自分を支えてくれた方への感謝の気持ちを忘れず、これからは地域の担い手として、人とつながり、支えあいながらご活躍いただくことを期待しております。
ここで、人生の新たな一歩を踏み出そうとしている皆様へ「論語」にある、「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼(おそ)れず」という言葉を贈ります。知恵のある者は物事の道理に通じているから、事にあたって迷うことはない。仁徳の備わった者は道理に従って行動するから、何一つ心配することがない。勇気のある者は信念に基づいて行動するため、どんな事態に直面しても恐れることはないという意味です。皆様は社会に出てすぐに、一社会人として考え、行動することが求められます。ぜひ、この言葉を心に留め、大学で学ばれたことを遺憾なく発揮され、今後それぞれの人生に待ち構える幾多の困難や苦労に恐れず立ち向かい、乗り越え、皆様の夢や目標に向かって歩んでいただきたいと思います。
結びに、卒業並びに修了される皆様のご健勝とご多幸、ご活躍を心からご祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

越谷市長 高橋 努



埼玉県作業療法士会会長からのメッセージ


卒業生、修了生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
また、これまで勉学、大学生活に寄添い、支え続けてこられたご家族の皆様、大学関係者の皆様、お慶びもひとしおのことと存じます。心からお祝い申し上げます。

毎年この時期になると、志を同じくし、かつ新しい力を持った仲間が増えることへの嬉しさと期待で胸が膨らみます。その志とは、人とその人生を想うことだと私は考えています。我々が目指す理想は、実現のために取り組むべき課題が多岐にわたり山積しているように見えますが、その志と、埼玉県立大学が掲げる「陶冶」、「進取」、「創発」の理念を共有することで叶うものと確信しております。そして、この大学で学ばれた皆様の力と想いこそがその原動力となるのでしょう。
支援する側と支援される側に分かれない、共にあかるく、たのしく、しなやかに生きていける世の中、街作り、地域包括ケアシステムの構築に協力して取り組んで参りましょう。

今回、皆様の晴れ姿を前にしてのご挨拶はできませんでしたが、この先の現場でますます輝いた姿を拝見できることを楽しみにしております。
甚だ略儀ではございますが、皆様のご健勝とご多幸、ご活躍を祈念いたしまして、私のお祝いのご挨拶とさせていただきます。
ご卒業、誠におめでとうございます。


埼玉県作業療法士会
会長 宇田 英幸


●卒業生・修了生代表からのご挨拶

学部生代表(社会福祉子ども学科福祉子ども学専攻 飯島 さゆり)

寒さも少しずつ和らぎ、春の温かさが日増しに感じられるようになりました。草木の芽吹く季節を迎えたこの良き日に、私たち埼玉県立大学保健医療福祉学部427名は、晴れて卒業することとなりました。残念ながら卒業式は中止となりましたが、卒業生一同を代表して、ご挨拶申し上げます。

卒業を目前にして、四年前の春、憧れであった埼玉県立大学に入学する喜びや大学生活への期待、少しの不安を胸に抱きながら迎えた入学式を思い出します。
私は、この四年間、社会福祉子ども学科福祉子ども学専攻に所属し、学んで参りました。福祉子ども学専攻には20名の仲間がいます。四年間の多くの時間をこの仲間たちと共にしました。試験勉強や実習など、辛い時こそ互いに助け合い、そして、行事などの様々な場面では全力で楽しみました。この仲間たちとの出会いと思い出は、私にとって、とても大切な財産となりました。

また、この四年間で、保育の知識や技術だけでなく、他学科の学生と共に学ぶ機会を通し、様々な視点で物事を考えることができるようになりました。そして、それぞれが学んだ専門知識を共有しながら課題解決に取り組むことを経験し、多職種連携の難しさや大切さを実感すると同時に、視野を広く持つことの重要性や互いを尊重しあう姿勢など、本学だからこそ得られた学びがたくさんありました。本学で四年間積み重ねてきた学科を超えた学びは、今後の私たちに必ず役に立つと思います。

私たちは今、それぞれが新たな決意を胸に抱き、社会、あるいは大学院などにおいて、自らの選んだ道へ踏み出そうとしています。これからは、毎日のように顔を合わせることは無くなりますが、それぞれの分野で活躍し、新たな環境においても、ここで出会った仲間たちと交流を続け、刺激を与えあいながら、それぞれの場所で輝いていきたいと思います。

そして、私たち卒業生一同が充実した学生生活を送り、無事、この晴れの日を迎えることができましたのも、これまで熱心かつ的確なご指導をくださいました諸先生方や、学生生活を円滑に進められるよう、サポートしてくださった事務局職員、食堂、清掃、警備の方々、実習指導を仰ぎました諸施設の皆様方、地域の方々、そして、常に暖かく見守ってくれた家族の存在があればこそのものであり、これまで私たちを支え導いてくださった全ての方々に、卒業生一同を代表し、心より感謝申し上げます。

これから、私たちが進む先には、険しい道や多くの困難が待ち構えていることと思います。しかし、私たちは、そのようなときにも、本学で培った知識や経験、そして、本学の卒業生としての誇りを糧に、自分自身の可能性を信じて、自らの目標に向かい、邁進し続けたいと思います。そして、母校となる埼玉県立大学の発展にかかわることができるよう、日々研鑽を積んで参ります。

最後になりましたが、埼玉県立大学がこれからも素晴らしい学府であり、より一層の発展を遂げることと、皆様方のご健康とご多幸をお祈り致しまして、答辞とさせていただきます。
社会福祉子ども学科福祉子ども学専攻
卒業生代表 飯島さゆり


大学院生代表(博士前期課程 山口 奈摘美)

近年稀に見る暖冬が続きましたが、桜のつぼみが膨らみ始め、春の訪れを感じる季節となりました。
この良き日に、私たち埼玉県立大学保健医療福祉学研究科前期課程の31名は、晴れて卒業することとなりました。残念ながら修了式は中止となりましたが、修了生一同を代表し、ご挨拶申し上げます。


私たちは、一人ひとり様々な未来を描きながら、本大学院に入学しました。そして、それぞれが掲げた課題と目標に向かって、日々実験や研究に取り組んできました。しかしその道のりは決して平坦なものではなく、なかなか思うように結果が出なかったこと、研究半ばで向かうべき道を見失いかけたこと、仕事や家庭と研究の両立に苦しんだことなど、ここにいるほとんどの修了生が、幾度となく困難に直面したことと思います。そのような時、いつも私たちを支え、失敗の中にも可能性を導いてくださったのは、先生方でした。私たち一同は、本日をもって博士前期課程を修了し、今日卒業するまでに先生方から学んだ、研究の楽しさ、厳しさ、学問の奥深さ、そして頂いた多大なる助言を胸に、これからそれぞれの道へ進みます。

私自身も、この2年間で様々な経験をしました。大学卒業後、臨床に出ることなく大学院に進学した私にとって、大学院での授業は新鮮さと学びの連続でした。中でも、様々な職種を経験された同期の方々や、講義をしてくださった先生方からのお話は、これから臨床に出る私にとって、大きな財産となっています。また研究面では、研究への取り組み方、論文の読み方、書き方はもちろん、あらゆる視点から物事を見る大切さを、身をもって学びました。そして、様々な学会へ参加する機会を与えていただいたことで、たくさんの研究者との交流を通して、研究をさらに深めることができ、数々の賞もいただくことができました。これもひとえに、温かく丁寧にご指導してくださった先生方のお陰であると、心から感謝しております。

さて、時代も平成から令和に代わり、私たちが身を置く保健医療福祉を取り巻く環境は、日々めまぐるしく変化しています。様々な医療の機械化、人工知能の発達、再生医療の実現など、医学の進歩が顕著である一方、著しい高齢化の進行により、今後は新たな課題に直面することと思われます。そのような中で私たちは、本大学院で得た多くの知識、経験を誇りに、本学の基本理念である「陶冶」「進取」「創発」の精神を忘れず、前に進みます。そしてそれぞれが与えられた場所で、チーム医療の一員として精一杯力を発揮できるよう、これからも精進して参ります。

最後に、ご指導くださいました諸先生方、職員の皆様、そして暖かく見守ってくれた家族に恵まれ、本日こうして卒業の日を迎えることができました。私たちを支え、導いて下さった全ての方々に、心より感謝致します。そして、埼玉県立大学大学院のさらなる発展と、皆様のご健勝を祈念し、答辞とさせていただきます。
博士前期課程 修了生代表 山口 奈摘美
 

大学院生代表(博士後期課程 髙橋 里奈)

木の芽のふくらみ、花のつぼみに春を感じる季節となりました。
この良き日に、私たち埼玉県立大学保健医療福祉学研究科後期課程の9名は、晴れて卒業することとなりました。残念ながら修了式は中止となりましたが、修了生一同を代表し、ご挨拶申し上げます。

日本では、人々が世界最高水準の健康、医療を享受でき、安心して活躍し続けられるような保健医療システムを構築し、我が国及び世界の繁栄に貢献することを目標としています。そして、開学20年目を迎えた埼玉県立大学では、「保健医療福祉に関する教育・研究の中核となって地域に貢献する」ことをミッションとしています。本学保健医療福祉学研究科博士後期課程は、2015年4月の開設から5年間で12名の博士を輩出し、保健医療福祉学領域への学術的寄与のために研究を続けています。

私は、作業療法士免許を取得後、急性期病院に勤務しながら運動器障害のリハビリテーションに従事して参りました。その臨床で質の高い医療を提供するためには、症例検討による治療の妥当性や医療技術の研鑽が欠かせません。チーム医療は専門職の確かな技術基盤と倫理によってなされています。私たちの臨床は、研究と教育によって支えられているといえます。私の埼玉県立大学大学院での研究は、日々の臨床での疑問点を追及するべく症例研究に主眼を置きました。博士前期課程と後期課程を振り返ってみますと、最新の論文の猟集、研究費の獲得、本学内外の研究者との討議を通じて、ようやく研究の入口にたどり着いた気がいたします。

授業の中では、普段より臨床で取り組んでいるチーム医療について改めて考え、共に学ぶ仲間と意見を交わすことを繰り返し、日々の臨床を振り返って今後に取り組むべき課題を再認識することができました。特に、異なる専門領域の先生方と研究討議することは、お互いの独創性と共通性とをわかり合い、課題解決のヒントを見つけることに役立ちました。今日まで精一杯研究に取り組んできた私たち一人ひとりが、この埼玉県立大学で学んだ多くの経験を糧に、仲間たちと協力しあいながら研鑽することで、多くの力を発揮できるものと考えます。4月からは、本学の基本理念に基づき、保健医療福祉の発展に寄与できるように努めて参りたいと思います。

最後になりましたが、本日までご指導いただきました先生方、学生生活を支えてくださった職員の皆様、職場の皆様、私たちの大学院生活を見守り支えてくださった家族に、心より感謝申し上げるとともに、皆様のご健康と埼玉県立大学の益々のご発展を祈念し、答辞とさせていただきます。
博士後期課程 修了生代表 髙橋 里奈

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