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本学大学院の荒川航平さんらの関節軟骨変性の発生メカニズムに関する論文が、国際科学雑誌のオンライン速報版に掲載されました

ニュース

2022/02/07

  埼玉県立大学大学院 博士後期課程大学院生 荒川航平さんらと、同学の国分貴徳准教授(責任著者)のグループは、変形性膝関節症(膝Osteoarthritis;膝OA)の主病変である関節軟骨変性について、半月板を不安定化するモデルを使用し、半月板機能不全による回旋方向の関節不安定性を抑制することが、関節軟骨の変性を遅延させることを明らかにしました。今回の研究では、半月板不安定化後の膝関節回旋不安定性の有無に関わらず半月板変性は生じていたため、半月板機能不全による関節軟骨変性は、半月板自体の変性による影響よりも回旋不安定性による影響が大きいことが示唆されました。これらの研究結果は、膝OAの関節軟骨変性の一要因を明らかにするとともに、膝関節の関節不安定性を抑制する介入が有効 である可能性を示しており、膝OAの進行予防を目標としたリハビリテーションの介入根拠確立に向けた基礎データとなることが期待されます。
  この研究成果は、2022年1月24日に、Cartilage誌(インパクトファクター:4.634)のオンライン速報版に掲載されました。

詳細はこちらからご覧ください。

問い合わせ先:
  埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科/保健医療福祉学部 理学療法学科 
  准教授 国分 貴徳
  E-mail:kokubun-takanori(ここに@を入れてください)spu.ac.jp