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検査技術科学専攻の有竹清夏准教授らの研究グループが健康維持・増進に役立つ新規睡眠指標を開発しました

ニュース

2022/02/24

  埼玉県立大学健康開発学科検査技術科学専攻の有竹清夏准教授、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP)精神保健研究所睡眠・覚醒障害研究部の栗山健一部長、吉池卓也室長、学校法人日本大学医学部精神医学系精神医学分野の鈴木正泰教授らの研究グループは、厚生労働科学研究費補助金研究事業において、朝の目覚めの時に生じる休まった感覚、すなわち「睡眠休養感」が成人の健康維持において重要であることを、米国睡眠研究資料(National Sleep Research Resource: NSRR)に含まれる疫学データを用いて明らかにしました。本研究成果は2022年1月7日19時(日本時間)に、英国の科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました。

ポイント
・適切な睡眠時間の確保は健康維持に重要と考えられていますが、睡眠時間が充足していても睡眠の質が健康維持に関わるかはわかっていませんでした。
・睡眠に費やした時間の長さと同時に、睡眠の質を示す指標である「睡眠休養感」を測定し、将来の健康転帰との関係を調べたところ
   1)働き盛り世代では睡眠時間が短くかつ睡眠休養感のない睡眠
   2)高齢世代では寝床で過ごした時間が長くかつ睡眠休養感のない睡眠
が将来の総死亡リスクの増加と関連していました。
・睡眠に費やした時間が睡眠本来の目的である休養に適切に反映されたかを見積もることが、健康維持に資する重要な指標となることが示唆されます。


  詳細はこちらからご覧ください(pdf 1,019KB)


お問い合わせ先
  埼玉県立大学大学院 保健医療福祉学研究科
  保健医療福祉学部 健康開発学科検査技術科学専攻
  准教授 有竹 清夏
  E-mail:aritake-sayaka(ここに@を入れてください)spu.ac.jp