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2024年度道学教師理事長賞表彰式を行いました(受賞者:東宏行教授、澤田宇多子准教授、小川孔美准教授)

ニュース

2025/03/21




道学教師理事長賞は、本学において高い教養や専門的な知識・技術の教授と併せて、学生の優れた人格形成に資するよう工夫した取組を行い、高い能力、豊かな人間性、確かな倫理観を併せ持つ保健医療福祉に携わる人材の育成に顕著な成果を挙げた教師を表彰することにより、教員の意欲及び教育の質の向上を図るために、2014年度に創設されました。
   

2024年度道学教師理事長賞受賞者は、学生投票の結果から以下の3名に決定し、2025年2月27日(木)に、道学教師理事長賞表彰式が行われました。表彰式では、理事長から表彰状及び目録が授与されました。

 

1   受賞者  役職は表彰式時点のものです。

   東  宏行  教授 (共通教育科)
   
澤田  宇多子  准教授 (看護学科)
   
小川  孔美  准教授 (社会福祉子ども学科) 

2   理事長祝辞



  3人の先生方、この度は誠におめでとうございます。
道学教師理事長賞は学生の投票によって受賞者が選出されます。つまり、今現在学生に人気があることが条件になります。ただし、本当の意味で学生に慕われるとは、卒業して何年か経ってから、例えば10年後、20年後にも研究会や同期会などを開いて「先生」といって集まってくれる、それが本当の成果なのかもしれません。学生の心に深く残り、今後も慕われ続ける先生であり続けよう祈っておりますし、きっとそうなるでしょう。
  また、今回は新任、中堅、ベテランと、バラエティに富んだ先生方が選出され、先ほどお三方とも本学学生の素晴らしさをお伝えいただきました。私自身、直接教鞭を取っている訳ではないですが、同じように学生の素晴らしさを感じております。
  教育・研究とは終わりのない作業です。ただ、研究は成果などが外部から評価される機会が存在しますが、教育に関しては教わった者以外には分からず、さらに人間としての魅力がなければ評価されないでしょう。お三方にはそうした魅力ゆえの受賞を誇りに思っていただきたい。皆さんのより一層のご活躍を期待しております。
  本日はどうもおめでとうございました。

3   受賞者からのコメント


東  宏行  教授(共通教育科)


  この度は、誠にありがとうございます。平成30年にも受賞し、今回2度目となりますがとても嬉しく思います。
  私が大学で教え始めたのが、30数年前で、とても緊張した記憶があります。その当時は教科書や資料を使わないで学生を惹きつける授業を行えるのが良い授業だといわれていましたが、私にはとても無理だと思っていました。その後、大型黒板やパワーポイント等で様々な情報を掲示しながらの授業を行い、近年はグループワークを活用した授業を行ってきました。カウンセリング技法等の演習だけでなく、教育の理論系の授業でグループワークを取り入れることは、自分にとっても新たなチャレンジでした。ですが、ジグソー法等を活用し、学生が主体的に取り組める授業を工夫すると、学生もそれに呼応して能動的に学んでいる姿が手に取るように分かりました。そうすると、私の方も、教育内容・方法ともに新しいことを授業に取り入れるようになりました。とても楽しかったです。
  本学の学生の質はとても高く、教師の意図することを正確にキャッチし、返球してくれます。私自身が楽しみながら、学生の皆さんとの応答関係を持ちながら授業をすることができました。その延長線上に今回の受賞があることを大変嬉しく思いますし、幸せだと思います。本当にありがとうございました。

取組概要(pdf 159KB)


   澤田  宇多子  准教授(看護学科)


  この度は、このような貴重な賞を頂戴し、大変光栄に思います。心より感謝申し上げます。
  私は今年4月に着任したばかりで、まだ分からないことも多い中、学生や実習に対して全力で取り組んでまいりました。その中で、学生たちは非常に優秀で、自ら考え行動し、主体的に学びを深めてくれました。担当した精神看護学実習を「楽しかった」と言ってくれた学生もいましたが、それはまさに学生さん自身の力によるものであり、私自身も多くの学びを得ることができました。
この1年間、周囲の先生方や学生たちに支えていただきながら教育に取り組むことができたことに、心から感謝しております。今回の受賞を通じて、学生や先生方からの期待の大きさを改めて実感し、今後、さらに教育・研究に尽力してまいりたいと思います。改めまして、誠にありがとうございました。


取組概要(pdf 166KB)

 小川  孔美  准教授(社会福祉子ども学科)



  この度は、道学教師理事長賞を賜りまして光栄に存じます。また、このたびの受賞は多くの学生からの推薦投票の結果とお伺いし、大変嬉しく思っております。
  大学での机上の学びだけでは伝えられることは限られるため、幾つかの市町村をベースとした自身の研究フィールドにおいて、ゼミ指導やサークル顧問として、地域の皆様、多職種と関係性を構築しながら、個を大切にともに生きるためにはどうすればいいか、学生自身が主体的に見いだし支援が展開できることを意識しファシリテーションしてきました。
  顧問をつとめる埼玉県立大学 学生ボランティア団体MAGOは今年11年目を迎え、学生らが地道に、コロナ禍においても活動を途絶えさせることなく継続してきたことにより、地域の大切な社会資源と認識されるほどに成長しました。また、大学内の講義室の一角を使用し、毎月デジタルデバイド支援を行っている「やどり木SPU bindersサークルのスマホサロンも大変好評で、多くの地域の皆様にご参加いただいております。子育て食堂たんぽぽは、子どもと一緒に作って食べること、子どもの居場所づくりだけでなく、保護者同士の交流の場となることを意識し、地域での子育ての輪が広がる活動を展開しています。今後も研究と教育に精進し、社会・文化的側面を含む様々な次元における実践と学問への貢献ができるよう、学生とともに楽しみつつ、学び合う努力を重ねていきたいと思います。
  最後になりましたが、これまでご示唆やご助言、また様々な形でご協力、ご支援いただいております皆様に深く感謝申し上げます。

取組概要(pdf 1MB)


本年度も投票、運営にご協力いただき誠にありがとうございました。