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本学で第2回「どこでも知事室」が開催されました

ニュース

2019/12/03

第2回「どこでも知事室」が本学で開催され、学部生と大学院生の計24名が、実習で感じる埼玉県の保健医療福祉現場の状況や今後の保健医療福祉のあり方などについて、大野知事と意見交換をしました。

1 日時・場所
日時:2019年11月20日(水)9時10分 ~ 10時30分
場所:埼玉県立大学

2 参加者・意見
(1)参加者
参加者:大野知事、学生(24名)、朝日副学長

(2)学生の意見(抜粋)
(埼玉県立大学の学びの中で感じること)
・私は社会福祉子ども学科で保育士を目指している。保育園・幼稚園で実習して、ただ子供の面倒を見ればいいというわけではないことを学んだ。保護者からの教育相談、子供のための環境の整備、障害のある子供とのかかわりなどを園の先生から学び、保育士の責任の重さを改めて感じた。
・私が目指している歯科衛生士は専門学校でも資格が取れる。私はIPW(※)に興味があって県立大学を選んだ。実習において、看護学科や理学療法学科など他学科の学生と一緒に学ぶことで歯科衛生の学生だけでは気づけなかったことをたくさん学ぶことができた。
※IPW(Interprofessional Work):複数の専門職が協働して利用者や患者の要望に応えていくこと。
・県立大学には実習でお世話になっている医療機関や福祉施設が数多くあるが、附属病院や特定の連携病院というものはない。そのため、実習先の医療機関によって経験できる検査に差が出てしまう。連携病院等があれば、学生の経験値の均一化を図ることができる。
・県立大学は保健医療福祉系大学なので、ボランティアサークルに所属している学生だけでなく他の学生も、もっと障害のある方と触れ合う機会を増やした方がいいと思う。

(今後の保健医療福祉のあり方について)
・医療従事者を目指す人を増やすために、高校生や小学生が医療に興味を持ってもらうことが大切だと思う。公開講座などで、学んだことを楽しく県立大学から発信できたらいいと思う。
・私は病院に勤務しながら県立大学の大学院に通っている。地域包括ケアシステムの中では学位を取得した医療従事者がリーダーシップをとる必要があると思う。働きながら大学院教育を受けることができる県立大学のリカレント教育の制度は素晴らしい。
・予防医療が大事だと思う。医療従事者の方から出向いて、小学校くらいの小さな単位で病気の恐ろしさを具体的に教えると自分事としてとらえてくれると思う。
・業務の効率化のため、介護分野でAIやICTを活用すべきだと思う。ペット型ロボットの活用も予防医療として有効だと思う。

(2)知事からの一言
・実体験に基づいた貴重な御意見を聞くことができ、本当に有難かった。
・色々と制約もあるが、政策につながるような御意見もいただけたので、持ち帰ってブラッシュアップしていきたい。