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本学大学院修了生の山口奈摘美さんが第28回日本医療検査科学会論文賞を受賞しました

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2021/11/08

受賞者 山口奈摘美さん

1 受賞概要
学会誌 : 日本医療検査科学会誌 (医療検査と自動化 2020 ; 45(5) : 544-550)
授賞式・受賞講演日 : 令和3年10月9日(土)
会 場 : パシフィコ横浜
受 賞 : 第28回日本医療検査科学会論文賞
受賞者 : 山口奈摘美 (本学大学院博士前期課程健康福祉科学専修2019年度修了
現在さいたま市立病院中央検査科)
受賞論文 : 『酵素法でコレステロールとトリグリセライドの和を染色する全自動
リポ蛋白分画の開発』


2 山口奈摘美さんのコメント
この度は、第28回日本医療検査科学会論文賞の受賞を賜りましたこと、大変光栄に思っております。学会長をはじめ理事、編集委員、選考委員の皆様には、数ある論文の中から選定していただきましたことを心より感謝申し上げます。また、本研究、論文投稿にあたり厚くご指導いただきました本学大学院の松下誠先生、共同研究者の皆様、ならびに本受賞に際しご理解をいただきましたさいたま市立病院中央検査科の皆様に、深く御礼申し上げます。
近年の脂質に関する様々な研究とともに開発、改良されてきた各脂質の定量法のように、リポ蛋白分画も新たな染色法を用いることで、脂質異常症をはじめとする生活習慣病のより詳細な診断の一助となると考えております。本論文が現在のリポ蛋白分画法の問題提起となり、リポ蛋白分画の新たな有用性を見出す第一歩として貢献できれば幸いです。
 
3 指導教員 松下誠教授のコメント
山口さん、受賞おめでとうございます。血清リポ蛋白分画の検査は、臨床検査に利用されている電気泳動法の中で、唯一、自動化ができない検査法とされていました。今回、本学大学院特別研究として、全自動化が可能となる新たなリポ蛋白分画法を考案され、その成果が日本医療検査科学会誌に原著論文として掲載されました。そして、2020年度に本学会誌に掲載された42論文中の最優秀論文に選考されました。今後、この新たなリポ蛋白分画法が日常検査として普及することを期待しています。
なお、本学学生の本論文賞の受賞は2年連続3人目となります。