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平成30年度道学教師理事長賞が決定しました(受賞者:押野修司准教授、廣渡祐史准教授、国分貴徳助教)

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2019/04/01


   

   道学教師理事長賞は、本学において高い教養や専門的な知識・技術の教授と併せて、学生の優れた人格形成に資するよう工夫した取組を行い、高い能力、豊かな人間性、確かな倫理観を併せ持つ保健医療福祉に携わる人材の育成に顕著な成果を挙げた教師を表彰することにより、教員の意欲及び教育の質の向上を図るために、平成26年度に創設されました。
   平成30年度道学教師理事長賞受賞者は、教員推薦及び学生投票の結果から、以下の3名に決定し、平成3134日(月)に、道学教師理事長賞表彰式が行われました。表彰式において、理事長から表彰状及び目録が授与されました。

 

1   受賞者  ※役職は表彰式時点のものです。

押野 修司 准教授(作業療法学科)
廣渡 祐史 准教授(健康開発学科)
国分 貴徳 助教(理学療法学科)

2   理事長祝辞

   
   受賞された皆様おめでとうございます。
   大学は、教育・研究・社会貢献という3つの大きな役割を持っています。4年前に博士後期課程の設置が認められ、その後、研究開発センターを設置し、研究機能を一段と高めるとともに、地域に貢献するような研究に取り組み、本学自身が大きく成長する体制ができたと思います。
   先生方が携わる教育と研究のうち研究については、研究の成果は学会等で評価され、努力の結果は本人に帰属し社会的にも認められることになります。一方、教育については、教育を受けた学生は毎年卒業していきますので、研究成果のように積み重ねていくことができません。
   しかし、大学の機能として一番大事なのは教育であり、その教育に努力している先生方を表彰する、そういう仕組みを作れないかと考えられ、道学教師理事長賞が設けられました。
   道学という言葉は、中国の四書五経の一つである「中庸」という本に出てきます。教員の教育に対する姿勢や人としての生き方が学生に伝わり、学生が成長していく、そういう教育が展開されるようになってほしい、この表彰制度に込められている思いです。
   受賞された先生方におかれましては、学生にとって範となる教師として、これからも一層頑張っていただきたいと思います。心からお祝いを申し上げつつ、また、大きな期待を寄せつつ、私のあいさつとさせていただきます。本日はおめでとうございました。

   

3   受賞者からのコメント

押野 修司 准教授(作業療法学科)

​   

 道学教師理事長賞を賜りまして、大変光栄に思っております。
   私の取組みは、学生の視野を広げるために、授業の延長線上の課外活動として市や企業が開催するコンテスト等に参加することを促し、支援してまいりました。
   学生には、大学外で興味、関心を広げ、最新の知識や技術、地域性、政策など幅広く学び、企業、県や市の職員の方、他大学の学生と接することで、その考え方を知り、作業療法の学修で培った多角的なもののとらえ方、問題解決法を活用することや、発表を通して自発性、創造性を高めるとともに、プレゼンテーションの方法や学生同士協働することも学んでほしいという願いがありました。
   学科内の先生方のご参加もいただき2007年からの11年間で、多くの学生が、政策提案コンテスト、ビジネスアイディア発表会で高い評価を得ることができ、埼玉県立大学の名誉を高めることができたと考えます。
   今後も学生が既存の考え方に留まらず、関連する領域の考え方を参考に「新たな作業療法」を創り出していけるように支援していきたいと思います。
   この取り組みを励ましご指導くださいました作業療法学科の先生方、学内予行発表会で貴重なご意見を賜りました事務局の職員の皆様、他学科の先生方に、この場をお借りいたしまして感謝申し上げます。


廣渡 祐史 准教授(健康開発学科)

 

   

​   

   この度は道学教師理事長賞に選出していただきましたこと、心から感謝申し上げます。
   想えば、4年前に会社の技術者を辞め、この大学で働くようになりました。最初の年はきちんと授業ができずに学生に迷惑をかけている自分がおり、毎日のように悩みながら働いていました。そんなとき、多くの学生から励ましを受け、自分は頑張らねばと思いました。学生たちに、そして、同僚の先生や事務の方々に支えられて、この4年間働いてこられたと感謝しています。
   今年度はやっと学生ひとりひとりの顔を見ながら授業ができるようになり、少しずつですが学生のためになる授業ができるようになったと感じている自分がいます。そういう感情がでてきつつある自分が道学教師理事長賞をいただけることになり、本当にうれしく感謝しております。
   これからは、授業だけでなく、研究、学部教育だけでなく大学院教育にも力を注ぎ、本学のために頑張っていきたいと考えております。今後も多くの学生に支えられながらになると思いますが、少しでも学生のためになる授業、学内実習、学外実習ができるように日々精進したいと思います。

国分 貴徳 助教(理学療法学科)

  

   この度は、非常に名誉ある賞を賜り身に余る光栄です。特に本賞は学生の皆様からの推薦による受賞ということで、今まで取り組んできたことが学生の皆様にとって学業及び大学生活を充実させるうえで、多少なりとも貢献できているとしましたら望外の喜びです。本学に着任して以来、多くの学生が非常に熱心に勉学に取り組む様子をみるにつけ、自らの学生時代を振り返ってみましても、その熱意たるや尊敬の念に堪えません。私としましては学生の皆様の学習を少しでもサポートできればと、環境やコンテンツの整備、講義・実習等における様々な取り組みなどを行ってまいりました。これら取り組みの多くは、私一人で行うことができたわけではなく、理学療法学科の先生方のご協力や、事務局各担当のご尽力を頂き、成し遂げることができたものです。その意味では、今回の受賞は私個人の評価というわけではなく、学生から我々教職員に対するさらなる環境改善への期待が込められているものと受け止めております。
   本学は昨年20年目をむかえ、人間でいうところのやっと成人になったばかりの若い大学です。そのため、本学にはまだまだ改善すべきところはたくさんあると考えております。今後、学生、教職員一丸となって本学をより良い大学に成長させていくために、微力ながら引き続き尽力させていただければと考えております。この度は誠にありがとうございました。