1.概要
学会名 第18回日本臨床検査学教育学会学術大会
テーマ 「多様化する医療現場を見据えた知技の学び」
開催日 2024年8月23日(金)・24日(土)
会場 新潟大学医学部保健学科
第18回日本臨床検査学教育学会学術大会は、全国の臨床検査技師養成校の先生方が参加される学会で、教員240名、学生(大学院生を含む)77名など、多くの方が参加されました。一般演題の応募総数は104題で、そのうち学部生演題は31演題、大学院生演題は35演題がありました。本学からは学部生3名、大学院生5名の発表がありました。その中から、検査技術科学専攻の学部生1名と健康福祉科学専修の大学院生2名が『優秀発表賞』を受賞しました。
2.受賞概要
優秀発表賞
受賞者 神川 映理 (検査技術科学専攻4年)
演題名 『黒酢に含まれるポリフェノール類の抗酸化能の解析』
共同演者 大塚 美奈、近藤 あかり、久保田 亮
優秀発表賞
受賞者 五月女 杏(健康福祉科学専修2年)
演題名 『手足温浴の睡眠ポリグラフィによる客観的評価及び主観的評価に対する効果の男女比較』
共同演者 萩田 万喜、齊藤 鈴奈、藤木 優花、伏見 もも、有竹 清夏
優秀発表賞
受賞者 滝野 景(健康福祉科学専修2年)
演題名 『埼玉県下下水由来カルバペネマーゼ産生Escherichia coliの疫学的解析』
共同演者 于 連升、鹿山 鎭男、菅原 庸、菅井 基行、村井 美代、岸井 こずゑ
3.受賞者・研究指導教員からのコメント
●黒酢に含まれるポリフェノール類の抗酸化能の解析
【受賞者 神川 映理さんのコメント】
この度は第18回臨床検査学教育学会学術大会において、「優秀発表賞」という栄誉ある賞を頂くことができ、大変光栄に思っています。このような素晴らしい賞を頂けたのも、指導教員や先輩たちのご指導ご鞭撻の賜物だと思っています。また、研究をサポートしてくれた研究室の皆さんにも大変感謝しております。今後もこの経験を糧に、より一層研究に励んでいこうと思います。
【指導教員 久保田 亮 准教授のコメント】
神川さん、「優秀発表賞」の受賞おめでとうございます。本学会は全国の臨床検査技師養成校の教員・学生・大学院生が発表する学会です。今回の学術大会では学部生の演題31演題の中から選考され、表彰されました。神川さんにとって初めての学会発表で緊張していたにも関わらず、質問にもしっかりと対応できていました。今後も研究を進めていただき、さらなる本研究の進展に期待しています。
●手足温浴の睡眠ポリグラフィによる客観的評価及び主観的評価に対する効果の男女比較
【受賞者 五月女 杏さんのコメント】
この度は第 18 回日本臨床検査学教育学会学術大会において、優秀発表賞に選出いただけましたことを大変光栄に思います。このような素晴らしい賞を賜りましたのも、日々ご指導いただいている有竹教授をはじめ、研究室の皆さんのおかげだと存じます。この場をお借りして心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、より一層研究の発展に努めてまいります。
【指導教員 有竹 清夏 教授のコメント】
五月女さん、日本臨床検査学教育学会学術大会での優秀発表賞の受賞、おめでとうございます。本研究は、部分温浴として手浴と足浴を同時に行う手足温浴の睡眠への効果とその性差を明らかにしたものです。今回の我々の介入研究により、介護や看護の現場のみならず日常生活における性差を考慮した睡眠障害改善法への貢献が期待されます。今後の更なる発展を期待しています。
●埼玉県下下水由来カルバペネマーゼ産生Escherichia coliの疫学的解析
【受賞者 滝野 景さんのコメント】
この度は、第18回日本臨床検査学教育学会学術大会において優秀発表賞にご選出いただき、大変光栄に思います。このような素晴らしい賞を受賞できたのも、研究の基本的な考え方や、研究の進め方について親身にご指導してくださった先生方のお力添えがあったからだと考えております。支えてくださったすべての方に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。この経験を踏まえて、今後の研究活動により一層精進してまいります。
【指導教員 岸井 こずゑ 准教授のコメント】
滝野さん、優秀発表賞の受賞おめでとうございます。日頃から、多くの文献に触れ、周囲の研究者と意見を交わし、根拠に基づく研究推進を心がけていたおかげだと思います。
本研究は、市中におけるカルバペネマーゼ産生E. coli (CPE)の存在を明らかにし、さらにその特性を解析したものです。本研究の成果は、環境および臨床の垣根を超えたCPE感染拡大対策に大きく貢献することが期待されます。研究のさらなる発展を願っております。