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本学の学生4チームが「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」で受賞しました New

地域貢献

2025/01/27

◆「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」開催概要
「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」は、学生チームが大手企業の提供する開放特許を活用した商品アイデアを創出し、埼玉県内の中小企業が商品化・競争力をつけることを目的に、一般社団法人さいしんコラボ産学官主催により開催されるイベントです。

2024年12月3日(火)さいしんホール(さいしん熊谷本町ビル3階)にて発表会が開催され、本学から学生4チームが商品企画アイデアを発表(プレゼンテーション)しました。その結果、下記のとおり各チームが受賞しました。
今回は、4企業より14件の開放特許が提供され、5大学1専門学校から14チーム 62名の学生が出場しました。

*メディア掲載について*
  本発表会終了後の2025年1月16日(木)、さいしんコラボ産学官の仲介のもと、チーム「オオキゼミ」と関東経済産業局との意見交換会が開催され、その様子が埼玉新聞(1月18日(土)4面)に掲載されました。

◆本学出場チームおよび受賞の紹介
《出場チーム1》    優秀賞
  【チーム名】 あーばん   (松尾ゼミ)
  【メンバー】 作業療法学科3年  川上 莉緒、鈴木 聖奈
  【アイデア】 睡眠導入付き目まし マイ ストリーム ~快適な睡眠と目覚めを自分だけの音で~
  【使用特許】 株式会社リコー フレキシブルスピーカー(平面スピーカー)


                   (発表の様子)


                     (集合写真)

【チームコメント】
  この度は「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」において、優秀賞を頂けたことを光栄に思っております。このような素晴らしい機会をご提供いただいた、さいしんコラボ産学官の皆様をはじめ、企業の皆様、大学事務局の方々、教職員の方々、地域施設の皆様にたくさんのご支援を頂きましたことを心より感謝申し上げます。
  メンバーが2名と少人数だったため、先生方から心配の声をいただくこともありましたが、「挑戦したい」という私たちの強い意志を尊重していただき、最後までやり遂げることができました。アイデアの方向性や発表方法について話し合いを進める中で、意見が合わず、葛藤する場面もありました。しかし、試行錯誤を重ねる中で、互いの考えを尊重し、アイデアをより良いものにしていくことができました。また、リコー様本社に訪問し、直接お話を伺う貴重な機会をいただけたことに感謝しております。
  この経験を通じて行動力や分かりやすいプレゼンを心がける姿勢など、様々なスキルを向上させることができました。今回の経験を自信に変えて、困難に直面しても前向きに挑戦する姿勢を大切にしていきたいと思います。

【指導教員コメント】
  この度、「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」にて優秀賞を受賞することができました。ゼミとしては昨年度に続き連続しての受賞となり、大変光栄に存じます。
  二人という少人数のチームで、学生たちが限られた時間の中で懸命に取り組み、成長を遂げた姿を、指導教員として間近で見ることができたことを嬉しく思います。今回の取り組みでは、特許情報の分析からアイデアの具体化、企業訪問や試作品の作成に至るまで、学生たちが主体的に企画し、挑戦しました。この経験を通じて、学生たちは課題解決能力やプレゼンテーションスキルを大きく向上させただけでなく、チームで協力し合うことの重要性も学んだようです。
  最後に、大学事務局の皆さまには、企業訪問の調整と同行、本番に備えた発表会の企画運営、発表会当日の学生への励ましなど、多方面での手厚いご支援をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。


《出場チーム2》    優秀賞
  【チーム名】 オオキゼミ   (大木ゼミ)
  【メンバー】 健康開発学科 健康行動科学専攻3年  加藤 綾菜、木部 綺乃、鈴木 絵麗菜、平泉 悠花、山田 梨織
  【アイデア】 いきいき地域マップリアルタイムな情報をお届け~
  【使用特許】 株式会社リコー カンタンサービス(カンタン提出、カンタン機器接続)


                   (発表の様子)


                    (集合写真)

【チームコメント】
  この度は「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」において、優秀賞を頂けたことを光栄に思っております。
  私たちのチームでは、株式会社リコー様のカンタンサービスの技術原理を活用した「いきいき地域マップ」を提案しました。日本では、近年避けられない自然災害が多数起こっていますが、ハザードマップの周知がされていないという課題が存在しています。そこで、私たちは「もっと身近で、分かりやすく、使いやすい。地域に住む人がみんなで更新していくリアルタイムなハザードマップ」を考案しました。考案する上で、需要性や実現性について思い悩むこともありましたが、街頭インタビューやブラッシュアップ会など多くの方の協力を得て、メンバー全員が納得のいくアイデアに仕上げることが出来たと思います。この経験から、商品開発におけるノウハウを学ぶだけでなく、現代社会が抱える様々な問題を解決する難しさや楽しさを知ることが出来ました。
  最後になりますが、貴重な機会を提供して頂いたさいしんコラボ産学官の皆様をはじめとする、企業の皆様、教職員の皆様に心より御礼申し上げます。

【指導教員コメント】
  この企画は、大手企業等の開放特許を活用して学生チームが商品アイデアを創出するものです。そのアイデアを主催者(さいしんコラボ産学官)が県内の中小企業に紹介し事業化を図ることを目標にしています。学生から「この企画に参加してみたい」と言われ、ゼミとしてエントリーしました。
  学生がチームで主体的に特許を検討し、アイデアを出し合い、方向性を決定していきました。その過程を聞いていて私もワクワクしました。ブラッシュアップ会、中間発表会、最終発表会では、それぞれ様々な大学(埼玉県立大学、ものつくり大学、東洋大学、埼玉大学、アルスコンピュータ専門学校、芝浦工業大学)から開放特許を活用した商品アイデアが発表されました。学生ならではの斬新な視点や発想がとても興味深く、発表やその過程を聞いていて楽しかったです。
  同じ分野で長く専門的な仕事をしている私には、学生の意見が新鮮でした。センスある商品のネーミングや企業への質問などもよく練られており、結果的に説得力のある発表が多かったと思います。このような機会のおかげで、私も学生と一緒に貴重で楽しい経験を分けていただき、感謝しています。

《出場チーム3》    奨励賞
  【チーム名】 カルテット  (押野・滝澤ゼミ)
  【メンバー】 作業療法学科3年  長瀬 楓莉、橋本 夏希、矢部愛夏、吉田 有里
  【アイデア】 パッ!と読み込みコードキューブ
  【使用特許】 富士通株式会社 印刷画像へのコード埋込技術


                   (発表の様子)


                    (集合写真)

【チームコメント】
  この度は、「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」に参加することができ、大変良い経験となりました。
  開放特許を活用して新たな商品アイデアを創出することの難しさから話し合いが進まないことも多くありましたが、チームで知恵を出し合いながら「パッ!と読み取りコードキューブ」という商品を提案しました。 商品開発について初めて触れる機会を得ることができ、今まで経験することのなかった分野であることから全てが新鮮で、多くの学びを得ることができました。また、他チームの発表を聞く中で新たな視点やアイデアに触れ、私たち自身にとって良い刺激となりました。この経験を生かして、自身の分野の知識や視野を更に広げていきたいと思います。
  最後になりますが、ご指導、ご協力いただいた企業の皆様、教職員の皆様に心より感謝申し上げます。

【指導教員コメント】
  このチームは、毎週きちんとゼミを行い、事前に企業様にも質問を多くして、大変真面目に取り組んでいました。選んだ開放特許は印刷画像へのコード埋め込み技術(富士通株式会社)で、学生は臨地実習で多く見た「パズル」に応用し、商品として販売できるためには何が必要なのか、作業療法の専門科目の課題に加えて、一生懸命考えました。実習地での経験を踏まえ、パズルを通じて認知症予防に寄与するというアイデアは、作業療法学生の着眼点として素晴らしいと思いました。
  審査員の方から、「スマートフォンなどのデバイスが使える私たちの将来のために、ぜひこの取り組みを続けて欲しい」と激励いただいたのが印象的でした。
  「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」にチャレンジするにあたり、多くの教職員の方、事務職員の方々からのご指導とご支援をいただきました。ありがとうございました。

《出場チーム4》    奨励賞
  【チーム名】 QUARTER  (笹尾ゼミ)
  【メンバー】 作業療法学科3年  石井 楓馬、武田 隼翔、中村 吉成、松本 聡太
  【アイデア】 あんしんベジタブル
  【使用特許】 富士通株式会社 低カリウム野菜栽培技術


                   (発表の様子)


                   (集合写真)

【チームコメント】
  私たちチームQUARTERは富士通株式会社様の低カリウム野菜栽培技術の開放特許を活用したアイデアを提案させていただきました。商品開発は初めての経験で戸惑う部分も多々ありましたが、笹尾先生からアドバイスをいただきながら少しずつ形にしていくことができました。最終的にアイデアが形になり発表できる状態までまとまった時にはすごく達成感を感じ、チームの一体感もすごく高まりました。
  最終発表では惜しくも入賞は逃しましたが万全の準備で挑むことができ、審査員の方からもご好評をいただくことができました。このような貴重な機会をご提供いただいた、さいしんコラボ産学官の皆様をはじめ、企業の皆様、事務局の方々には感謝してもしきれません。今回の経験を生かし、柔軟な発想を持った作業療法士になるためにチーム一同励んでいきたいと思います。ありがとうございました。

【指導教員コメント】
  チームQUARTERのみなさん、「開放特許を活用した学生アイデア発表会in埼玉」への参加、大変お疲れさまでした。また、このような貴重な機会を与えてくださったさいしんコラボ産学官の皆様、最終発表会までの間に温かいご支援、ご指導をいただきました大学職員をはじめとした皆様に、心から感謝申し上げます。
  チームQUARTERのみなさんは、最終発表会までの約半年、忙しい学業の合間を縫って、関連領域の方々にコンタクトを取っての情報収集や現地視察なども行い、アイデアを洗練させていきましたね。途中、大変なこともあったかと思いますが、チームワークを生かしながら乗り超え、最終発表ではとてもよいプレゼンテーションができたと思います。本当におつかれさまでした。今回の経験を通して、一段と頼もしくなったQUARTERメンバーの今後の活躍も楽しみにしています。