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地域在住の脳血管障害当事者の方に講演していただきました(地域作業療法学)

作業療法学科

2021/12/06

2021年12月3日(金)の地域作業療法学の中で、地域在住の脳血管障害当事者A様をお呼びして講演していただきました。講演の中では、発症時の状況やリハビリの体験談、復職までの道のりなど、これまでの貴重な経験について当時の心境を交えながらお話しいただきました。

この企画は、A様が本学のオープンキャンパスに来て、学生さんの前で話がしたいと伝えてくれたことから始まり、今年度で4回目となりました。多くの患者さんや利用者さん、入所者さんがいる中で、発症から現在の生活までの実体験を大勢の前で「話したい」と自ら言い、実現させる方は多くありません。そのため、A様にとってこのような経験は、目標を達成できたという達成感を得ることや新たに活躍できる場があることを知ることができ、これからも社会でますます活躍できる自信になります。実際に、この授業で講演したことをきっかけに、リハビリテーションを養成している他大学でも同様の講演依頼が来るようになったと聞き、A様の役割や遣り甲斐が増えたことに嬉しく思いました。

A様による講演は、体験談をただ真面目に話すだけでなく、クイズ形式で学生から笑いを引き出したり,装具の着脱の様子や装具の有無による歩行状態の違いを見せてくれたりなど,講演4年目ということもあり、時間内の構成も素晴らしく、聞く学生を飽きさせない講演でした。A様のお話には、作業療法士を目指している学生達、これから実習に行く学生達に、作業療法士になることへの「責任」と「喜び」、「願い」のメッセージが込められていました。また、このような心境を交えながらの実体験を聞くことができる時間が多くない学生にとっては、大変貴重な話を聞ける時間となり、とても有意義な授業になったようです。
お忙しい中ご講演いただいたA様ありがとうございました。
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