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作業療法学科3年生の授業内で『3Dプリンタでの自助具開発発表会』を行いました

作業療法学科

2023/01/25

2023年1月23日(月)に,作業療法学科3年生の授業内で『3Dプリンタでの自助具開発発表会』を行いました.

脳血管障害など,病気を発症して,今までできていたことができなくなった方に対して,今までできていたことをできるようにするために,作業療法などのリハビリテーションを行います.ただ,リハビリテーションを行っても思うような回復が見込めず,今までできていたことができないままの方もいます.その場合,作業療法では,やり方を工夫することや道具を使うこと,人や周囲の環境を変えることで,できなくなったことをできるように支援します.作業療法学科3年生では,その視点を学ぶ授業があり,困っている人に対して,グループに分かれて,自助具を考え,3Dプリンタで作製してもらいました.

障害のある方が何に困っているか,どんな道具があれば解決できるか,その道具はどうやって作ればいいか,作製した自助具は困っていることを解決できるのかなど,作業療法士が普段の臨床で考えていることの一部を実際に考えて,実践してもらいましたが,臨床の作業療法士に負けないくらいの分析をし,まだ改善が必要な自助具もありますが,実際の患者さんに試してみたいと思える自助具もあり,まだ3年生ではありますが,未来の作業療法士の片鱗を見ることができました.また,3Dプリンタを活用したことで,自分で考えた物が形になるだけでなく,作製しては試して修正するというトライ&エラーを繰り返す体験もでき,学生も楽しく行うことができたようです.臨床実習や就職して作業療法士として働いた際に,この体験を活かして,患者さんの生き甲斐に繋がる生活を支援してくれることを願います.

<学生が今回考えて作製した自助具>
・片手でファスナーを操作する自助具
・手指の細かい動きが難しい方に対するメガネバンド自助具
・脊髄損傷者が調味料やキッチン道具を固定するための自助具
・片手で靴紐を結ぶ自助具
・片手でサランラップの使用を支援する自助具
・片手でカップラーメンを準備して食べるための自助具
・片手でシールを剥がすための自助具
・片手で操作できる髪留め

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