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専門職連携教育研修センター

専門職連携教育研修センター

専門職連携教育研修センター(通称:IPEセンター)は、専門職連携教育( Interprofessional Education:IPE)の発展と地域における専門職連携の強化を図る拠点となることを目指して、本年度(2024年4月)に新たに開設されたセンターです。

センター長メッセージ

専門職連携教育研修センター長写真

専門職連携教育研修センター長 善生 まり子(ぜんしょう まりこ)
(保健医療福祉学部 看護学科教授)

   専門職連携教育研修センターは、開学25周年の2024年4月に開設されました。通称をIPE*(アイピーイー)センターといいます。
   IPEは、多職種が専門領域を超えて連携した上で、利用者ニーズに応えられる人材を育成するため、同じ場所でともに学び、お互いから学び合いながら、お互いのことを学ぶことができる教育であり、多職種の関係性および相互作用し合うプロセスを重視します。 IPEセンターは、このIPEに基づいて、主に4つの役割を担っています。
   1.IPE科目の充実・発展
   2.IPW**実習施設との協働促進
   3.社会人向けの専門職連携を学ぶ講座による人材育成
   4.地域社会へのIPEの普及・発展
   1と2は、学内IPE科目運営チームとともに、高い水準のIPEを探究できるようカリキュラム運営をサポートします。3と4は、専門職の皆様が連携や協働の楽しさや喜びを実感できるよう、創造的で活気あるチームづくりをサポートします。
   教職員向けのオーダーメード研修の支援、講師派遣などの相談も積極的に受け付けていく予定です。法人職員のチームビルディング研修、専門学校教員の専門職連携教育研修などの実績があります。
   多職種に限らず、同職種チームなど柔軟に対応しますので、気軽にIPEセンター(ipe-kenshu@spu.ac.jp)へご連絡ください。皆さまのお役に立てるよう、学内、埼玉県、全国、海外への情報発信をめざしてより一層尽力して参ります。

今後ともご支援ご協力をお願いいたします。

*IPE : Interprofessional Education 専門職連携教育 
**IPW:Interprofessional Work 専門職連携実践

専門職連携教育研修センターの主な役割

1.   専門職連携教育推進のための学内教育プログラム等の充実
2.   専門職連携教育にかかる実習施設との連携強化
3.   専門職連携教育にかかる研修等を通じた地域の人材育成
     ・専門職連携を学ぶ講座       ・4大学連携事業
4.   専門職連携教育の普及・発展

センター員からひと言

井上 和久(理学療法学科 准教授)
   初めまして、この度専門職連携教育研修センターのセンター員となりました理学療法学科教員の井上と申します。本学の専門職連携に関わる実習としてIPW実習について、試行の段階でもファシリテータを務めさせていただき、その後専門職連携ベーシック講座、多職種連携基礎研修、IPW総合課程、専門職連携を学ぶ講座等について講師として役割を担ってきました。これまでの経験をこのセンターでも活かしていければと思いますので何卒宜しくお願い申し上げます。​

 
井原 寛子(健康開発学科 検査技術科学専攻 教授)
   全国に先駆けてIPEに取り組んで25年、本学のIPEは、先駆者としての役割から、新たな段階に入るタイミングだと思います。臨床検査技師に関しても、施設内のチーム医療を中心としたIPWから、地域医療におけるIPWへと展開することが望まれます。本センターでの取り組みを通して、地域で真価を発揮できる臨床検査技師の在り方についても考えていければと思います。​

 
岡田 茂治(健康開発学科 検査技術科学専攻 准教授)
   IPWは今後重要な学問分野として発展することが期待されます。たとえば、異なる専門分野のプロフェッショナルが協力して、患者のケアを最適化するための連携を目指すIPWの取り組みは、効果的なチームワークや総合的なアプローチを促進し、患者のケアやサービスの質を向上させるのに役立ちます。今後、専門分野の技術と知識に加え欠かせないスキルとして位置づけられていくでしょう。「微力であっても無力ではない」をモットーにIPWの推進に少しでもお役に立てればと思います。​

 
小川 孔美(社会福祉子ども学科 社会福祉学専攻 准教授)
   専門職連携実践(IPW)は、「複数の領域の専門職者(住民や当事者も含む)が、それぞれの技術と知識を提供しあい、相互に作用しつつ、共通の目標の達成を患者・利用者とともに目指す協働した活動」ですが、現場では時に「連携」が「手段」ではなく「目的」となってしまっているという声もよく聞こえてきます。 そんなもやもやした気持ちを抱えたとき、自身のファシリテーションスキルを磨き、ともに考える場としてIPEセンターを活用していただけたら幸いです。 ​

 
押野 修司(作業療法学科 准教授)
   この大学を卒業したら、ヒューマンケアの精神をもって、多職種連携という方法により、担当する対象児・者の方のより良い地域生活を支援できる人材として羽ばたいていただきたいと思っています。保健医療福祉を学ぶ学生として、チーム活動に興味・関心を持ち、多様なコミュニケーションに慣れ、チーム内で様々な役割とることなどの経験を積み重ねることが大切だと考えています。これは専門職になった後でも同様と考えます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 
國澤 尚子(看護学科 教授)
   長年、専門職連携実践(IPW)をどのように表現したらいいのだろうかと考えていました。そして、「現場で実践されている連携に関する現象に意味を見出し、よりよい成果を創出する多職種でのチーム活動を意識するためには共通の言葉が必要だったため、その現象をIPWと呼ぶことにした」と考えると腑に落ちるようになりました。たくさん議論しながら、問題解決や組織間連携のスキルアップや成果につながるチーム力育成を目指していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。​

 
嶌末 憲子(社会福祉子ども学科 社会福祉学専攻 准教授)
   本学に着任以来、学部や大学院のIPE科目やIPWの講座等を担当する中で、学生や実習指導者、教員および受講者の皆様から、IPWの意義と共に困難さも学ばせていただきました。「IPW演習」の科目責任者としての10年間は、葛藤とリフレクションの連環を自身で実感するといった貴重な経験となりました。これらの教育や社会貢献、実践的研究を通じて開発したF-SOAIPを本学の「専門職連携を学ぶ講座」に位置づけていただき光栄です。IPEセンター員として、努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。​​

 
丸山 優(看護学科 准教授)
   専門性の発揮とIPWは実践の両輪と思います。一方で「言うは易し行うは難し」、これまでIPWの推進に関わってきて実感しています。私はIPEとして、基礎教育課程の学生の教育や現場での研修に携わってきました。チームが動き出すとメンバーの表情がパッと明るく変わる瞬間に遭遇することがあります。IPEの魅力であり、おもしろさです。IPEで培った能力をIPWにつなげていくことが目標です。よろしくお願いします。​

 
吉村 基宜(看護学科 助教)
   私は本学の卒業生として、埼玉県立大学のIPEを受けてきました。卒後、臨床の現場に出た際に、専門職連携を実践する場面が何度もあり、その必要性を当然のように感じておりましたが、専門職連携に対して抵抗感や苦手意識をもつ方もおりました。ふと、その違いは何だろうと考えたときに、やはり、卒前教育におけるIPEが要因の1つではないかと考え、卒前IPEの重要性をあらためて認識するようになりました。様々な“つながり”を大事にしながら、IPEの普及・発展に向けて取り組んでまいりたいと思います。​

 
朝日 雅也(専門職連携コーディネーター、埼玉県立大学名誉教授)
   IPWはあらゆる専門分野にそもそも包含されている要素です。それらが相互に化学反応を起こしてシナジー効果をもたらしたとき、対象となる人々のQOLを確実に高めます。その可能性を最大限に伸ばすのがIPEと言えます。基盤となる各分野や関係者をつなぐコーディネーターとして、IPWとIPEの魅力をすべての皆さんにお伝えできればと思います。県立大学教員は定年退職しましたが、橋渡しの役割はこれからもなお。​

 

お問い合わせ

このページについてのお問い合わせ先

ipe-kenshu@spu.ac.jp / 外線:048-973-4114(直通)