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専門職連携教育研修センター

専門職連携教育研修センター

専門職連携教育研修センター(通称:IPEセンター)は、専門職連携教育( Interprofessional Education:IPE)の発展と地域における専門職連携の強化を図る拠点となることを目指して、本年度(2024年4月)に新たに開設されたセンターです。

センター長メッセージ

専門職連携教育研修センター長写真

専門職連携教育研修センター長 田口 孝行(たぐち たかゆき)
(保健医療福祉学部 理学療法学科教授)

本学では、1999年の開学当初より「ケアの質向上」を目指した連携実践につながる専門職連携教育(IPE)に力を入れ、専門的な知識・技術の修得のみならず、連携できる能力(連携力)を有する人材(卒業生)の育成、およびIPE研修等によって保健医療福祉施設等の現職者の「連携力育成」に取り組んできました。
このようなこれまでの経験を踏まえながら、IPEセンターでは学部・大学院における効果的・体系的なIPEを目指した「1.専門職連携教育推進のための学内教育プログラム等の充実」、実践で必要とされる連携ニーズに即したIPE、および実践現場とともに取り組むIPEを目指した「2.専門職連携教育にかかる実習施設との連携強化」、現職者が連携実践(IPW)を振り返る機会(IPE研修)の提供を目指した「3.専門職連携教育にかかる研修会等を通じた地域の人材育成」、ケアの質向上につながるIPE/IPWの普及およびさらなる探求を目指した「4.専門職連携教育の普及・発展」の4つの事業を展開していきます。

本学の基本理念「陶冶・進取・創発」のもと、IPEの基本である“ともに学び合う”姿勢にて、 IPEセンター員を学内教員の中心として、実践現場の皆様および地域住民の皆様と一緒に考えながら、「ケアの質向上」につながるIPE/IPWを目指したいと思っております。
専門職連携教育研修センター(IPEセンター)の活動に、一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

下段にIPEセンター員からのコメントも掲載しております。
 

専門職連携教育研修センターの主な役割

1.   専門職連携教育推進のための学内教育プログラム等の充実
2.   専門職連携教育にかかる実習施設との連携強化
3.   専門職連携教育にかかる研修等を通じた地域の人材育成
     ・専門職連携を学ぶ講座       ・4大学連携事業
4.   専門職連携教育の普及・発展

センター員からひと言

井上 和久(理学療法学科 准教授)
   初めまして、この度専門職連携教育研修センターのセンター員となりました理学療法学科教員の井上と申します。本学の専門職連携に関わる実習としてIPW実習について、試行の段階でもファシリテータを務めさせていただき、その後専門職連携ベーシック講座、多職種連携基礎研修、IPW総合課程、専門職連携を学ぶ講座等について講師として役割を担ってきました。これまでの経験をこのセンターでも活かしていければと思いますので何卒宜しくお願い申し上げます。​

 
井原 寛子(健康開発学科 検査技術科学専攻 教授)
   全国に先駆けてIPEに取り組んで25年、本学のIPEは、先駆者としての役割から、新たな段階に入るタイミングだと思います。臨床検査技師に関しても、施設内のチーム医療を中心としたIPWから、地域医療におけるIPWへと展開することが望まれます。本センターでの取り組みを通して、地域で真価を発揮できる臨床検査技師の在り方についても考えていければと思います。​

 
岡田 茂治(健康開発学科 検査技術科学専攻 准教授)
   IPWは今後重要な学問分野として発展することが期待されます。たとえば、異なる専門分野のプロフェッショナルが協力して、患者のケアを最適化するための連携を目指すIPWの取り組みは、効果的なチームワークや総合的なアプローチを促進し、患者のケアやサービスの質を向上させるのに役立ちます。今後、専門分野の技術と知識に加え欠かせないスキルとして位置づけられていくでしょう。「微力であっても無力ではない」をモットーにIPWの推進に少しでもお役に立てればと思います。​

 
小川 孔美(社会福祉子ども学科 社会福祉学専攻 准教授)
   専門職連携実践(IPW)は、「複数の領域の専門職者(住民や当事者も含む)が、それぞれの技術と知識を提供しあい、相互に作用しつつ、共通の目標の達成を患者・利用者とともに目指す協働した活動」ですが、現場では時に「連携」が「手段」ではなく「目的」となってしまっているという声もよく聞こえてきます。 そんなもやもやした気持ちを抱えたとき、自身のファシリテーションスキルを磨き、ともに考える場としてIPEセンターを活用していただけたら幸いです。 ​

 
押野 修司(作業療法学科 准教授)
   この大学を卒業したら、ヒューマンケアの精神をもって、多職種連携という方法により、担当する対象児・者の方のより良い地域生活を支援できる人材として羽ばたいていただきたいと思っています。保健医療福祉を学ぶ学生として、チーム活動に興味・関心を持ち、多様なコミュニケーションに慣れ、チーム内で様々な役割とることなどの経験を積み重ねることが大切だと考えています。これは専門職になった後でも同様と考えます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 
國澤 尚子(看護学科 教授)
   長年、専門職連携実践(IPW)をどのように表現したらいいのだろうかと考えていました。そして、「現場で実践されている連携に関する現象に意味を見出し、よりよい成果を創出する多職種でのチーム活動を意識するためには共通の言葉が必要だったため、その現象をIPWと呼ぶことにした」と考えると腑に落ちるようになりました。たくさん議論しながら、問題解決や組織間連携のスキルアップや成果につながるチーム力育成を目指していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。​

 
柴田 貴美子(作業療法学科 准教授)
   作業療法学科の柴田と申します.作業療法士と精神保健福祉士の資格を取得し,大学に勤務するまでは精神科デイケアに勤務していました.臨床現場では,対象者との小集団活動において理論を用い的確にチームの状況を表現することに苦労しました.本学でIPWに触れ,チームワークやファシリテーションの重要性を再認識しました.これらの経験を活かし,皆様のお力になれるよう努めます.どうぞよろしくお願いいたします。​​

 
嶌末 憲子(社会福祉子ども学科 社会福祉学専攻 准教授)
   本学に着任以来、学部や大学院のIPE科目やIPWの講座等を担当する中で、学生や実習指導者、教員および受講者の皆様から、IPWの意義と共に困難さも学ばせていただきました。「IPW演習」の科目責任者としての10年間は、葛藤とリフレクションの連環を自身で実感するといった貴重な経験となりました。これらの教育や社会貢献、実践的研究を通じて開発したF-SOAIPを本学の「専門職連携を学ぶ講座」に位置づけていただき光栄です。IPEセンター員として、努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。​​

 
善生 まり子(看護学科 教授)
   保健師として、地元の保健センターで保健行政に従事した経験の振り返りと問いが、専門職連携教育を志向するきっかけとなりました。重症心身障害児者とその家族支援をとおして本音で語り合ったり、自身の感情に気づいたり、葛藤したりなどの経験は、記憶から薄れません。何でも挑戦してみることをモットーとしています!現在、専門職連携を学ぶ講座「チームビルディング研修」担当しています。職場のチームをよくしたい、もやもやを晴らしたいなどの声に応えられるよう試行錯誤を重ねております。よろしくお願いします。​

 
丸山 優(看護学科 准教授)
   専門性の発揮とIPWは実践の両輪と思います。一方で「言うは易し行うは難し」、これまでIPWの推進に関わってきて実感しています。私はIPEとして、基礎教育課程の学生の教育や現場での研修に携わってきました。チームが動き出すとメンバーの表情がパッと明るく変わる瞬間に遭遇することがあります。IPEの魅力であり、おもしろさです。IPEで培った能力をIPWにつなげていくことが目標です。よろしくお願いします。​

 
吉村 基宜(看護学科 助教)
   私は本学の卒業生として、埼玉県立大学のIPEを受けてきました。卒後、臨床の現場に出た際に、専門職連携を実践する場面が何度もあり、その必要性を当然のように感じておりましたが、専門職連携に対して抵抗感や苦手意識をもつ方もおりました。ふと、その違いは何だろうと考えたときに、やはり、卒前教育におけるIPEが要因の1つではないかと考え、卒前IPEの重要性をあらためて認識するようになりました。様々な“つながり”を大事にしながら、IPEの普及・発展に向けて取り組んでまいりたいと思います。​

 
朝日 雅也(専門職連携コーディネーター、埼玉県立大学名誉教授)
   IPWはあらゆる専門分野にそもそも包含されている要素です。それらが相互に化学反応を起こしてシナジー効果をもたらしたとき、対象となる人々のQOLを確実に高めます。その可能性を最大限に伸ばすのがIPEと言えます。基盤となる各分野や関係者をつなぐコーディネーターとして、IPWとIPEの魅力をすべての皆さんにお伝えできればと思います。県立大学教員は定年退職しましたが、橋渡しの役割はこれからもなお。​

 

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ipe-kenshu@spu.ac.jp / 外線:048-973-4114(直通)