
高等教育開発センター長 金村 尚彦
(保健医療福祉学部 理学療法学科 教授)
高等教育開発センターは、2019年度に設立され、学部から大学院まで一貫した教育の質の向上をめざして活動しています。前身は2012年度に設置された教育開発センターで,当初は学部教育のカリキュラム運用や成果の検証を中心に取り組んでいました。
センターの主な役割としては、学位授与の方針づくりや授業の成績評価の改善、教育課程の編成や方針づくり、学修成果の評価、カリキュラムの調整、ICTを活用した教育支援、入学前や卒業後の教育支援など多岐にわたります。これらの活動は、学生皆さんが「何を学び、どのような力を身につけたか」に注目した内部質保証の方針に基づいて進められています。
具体的な取り組みとしては、授業ごとに行われる「授業評価・学修成果アンケート」です。これは匿名で実施され、授業改善や教育全体の質向上に活用されています。教育調査・分析部門により教育データの調査分析により,学修成果の把握や可視化を行っています。また、年に2回程度開催される高等教育開発センターフォーラムでは、教員,職員が、教育に関する課題や成果について共有し議論を深める場となっています。
高等教育開発センターは、「学ぶこと」や「教えること」をつなぐ橋渡しの役割を担いながら、大学教育のさらなる充実を目指しています。