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2023年度 道学教師理事長賞表彰式を行いました(受賞者:高橋宏至教授、髙橋恵子教授、小泉浩平助教)

ニュース

2024/03/11

集合写真

   道学教師理事長賞は、本学において高い教養や専門的な知識・技術の教授と併せて、学生の優れた人格形成に資するよう工夫した取組を行い、高い能力、豊かな人間性、確かな倫理観を併せ持つ保健医療福祉に携わる人材の育成に顕著な成果を挙げた教員を表彰することにより、教員の意欲及び教育の質の向上を図ることを目的とし、2014年度に創設されました。                                                                                                                                                                                                                                       
   2023年度道学教師理事長賞は学生投票の結果から以下の3名に決定し、2024年2月16日(金)に道学教師理事長賞表彰式が行われました。表彰式では、理事長から表彰状及び目録が授与されました。 
                                                                                                                                                                                 

1.受賞者

   高橋 宏至 教授(健康開発学科)
   髙橋 恵子 教授(看護学科)
   小泉 浩平 助教(作業療法学科)   

   ※役職は表彰式時点のものです。

2.理事長祝辞

 

理事長写真

   3人の先生方誠におめでとうございます。
   この道学教師理事長賞は、江利川前理事長が作られました。教員が果たす職務である教育・研究・社会貢献のうち、外部から表彰される可能性が存在する、研究や社会貢献と比べると、教育は基本的に大学の中で完結し、外から表彰されることが少ないので、優れた教育を対象とする賞を作ろうという御意思で作られました。私も引き継いでおります。
  私も40年間大学の教員を務めました。慶應義塾という教育機関におりました。そこで教わる言葉の一つは、半学半教です。半分教えて半分学ぶ、先ほどのスピーチにもありましたように、教員とは一方的に教える人間ではなく、教える過程を通じて学んでいく、それが教育のあり方であると説く福沢諭吉の言葉です。
  とはいえ、教育・研究・社会貢献は別々のものではありません。社会貢献をするうちに、これは学生に伝えたほうがいいなと思うこともあるし、学生と話しているうちにこれは研究の種として、学生たちの発想を生かしたいと感じたり、研究しているうちにこれこそが学生に伝えるべき大切な視点だと気づいたりなど、お互いにリンクしています。そのようにして、教育者として研究者として、そして埼玉県立大学の責務の一つである社会貢献の担い手として活躍する。教育は、これらをすべて果たして行くうちの一つの要素ですが、相互に繋がっていると私は信じています。この受賞を機に、先生方においては、教育のみならず3つの方面で、ますます発展される将来を期待いたします。まずはこれまでの教育に対する貢献が学生たちに高く評価されたことをお慶び申し上げます。本日はおめでとうございました。


 

3.受賞者からのコメント

  高橋 宏至 教授(健康開発学科)

   この度は、道学教師理事長賞という栄誉ある表彰をいただき有難うございます。
   いくつになっても表彰をいただけるというのは、嬉しいものだと改めて感じました。
   私は初等、中等教育、教育行政そして高等教育に長年携わってきました。
   教育に携わってきた私にとってこの賞を受賞できたことは最も嬉しい事であり、教育に携わってきて良かったと実感しております。
   田中理事長さん、星学長さんをはじめ教職員の皆様、そして投票してくれた学生の皆さんへ深く感謝いたします。改めて、この度は受賞させていただき有難うございました。
   今後とも本学の教育・研究・社会貢献の発展・充実を祈念するとともに、私自身も更にこの受賞を糧として今後一層の努力精進をして参ります。
   本日は有難うございました。

取組概要.pdf(pdf 456KB)


   髙橋 恵子 教授(看護学科)

   この度は、栄誉ある賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
特に、学生からの推薦は、教員としては何よりも嬉しいものです。

   今回、学生から「わかりやすい教え方」、そして「人として学生一人ひとりに向き合う姿勢」について評価いただきました。おそらく、他の先生方も、同じように日頃より工夫しながら学生への教育に取り組んでいらっしゃることと思います。

   学生と向き合う上で、私自身が、特に大事にしていることがあります。
   それは、「学生と共に学び合うという姿勢」です。私自身は、看護学を専門とし、〝看護とは何か“について、主に看護学科1,2年生を対象に、自分自身の臨床経験を踏まえて、看護の面白さ、奥深さを教えています。しかし、教員は学生に教えるだけでなく、教員もまた学生から学ぶことが本当にたくさんあります。たとえば、既に専門知識や臨床経験を持つ教員よりも、真っ新な学生の方が、患者さんにより近い立場に立ち、患者さんの病気や治療への捉え方を教えてくれます。また学生の持つ豊富なアイディアには、驚かされることが多くあります。

   これからも、私自身、学生と共に学び合う姿勢を大切にし、教員として、人として、成長し続けたいと思っております。本日は、ありがとうございました。


取組概要.pdf(pdf 141KB)


   小泉 浩平 助教(作業療法学科) 

   この度は道学教師理事長賞を賜りましたこと、心より光栄に存じます。本賞につきましては、何よりも学生の推薦により選出いただけたということで、これまでの学生の皆様への学業や、大学生活充実に向けた支援が少なからず貢献出来ているとしましたら望外の喜びです。また、今回の受賞に際しましては、私個人によるものではなく、作業療法学科先生方のご協力や、事務局各担当者様の御支援を賜っているためだと強く実感しております。重ねて感謝申し上げます。
   本学に着任し4年目となり、この3月には卒業まで継続した学生支援に携わった学年が卒業を迎えます。私は教育活動や学生支援を通し、職種の楽しさやキャリア形成を伝え、将来の人材像に向かうプロセスの学修を大切にしています。在学期間中、縦断的に取り組む課題ではありますが、課題に対して自学自修を実践し、実現へのプロセスを探求する学生の姿勢には目を見張るものがあり、支援に関われることへ感謝するとともに誇りを感じております。私自身学びの途中ではありますが、学生と共に成長していけるよう精進し、引き続き大学に尽力させていただければと考えております。この度は誠にありがとうございました。

 

取組概要.pdf(pdf 280KB)


本年度も投票・運営にご協力いただき誠にありがとうございました。