埼玉県立大学では、教育における生成AIの基本的な考え方及び利活用の際の注意点をまとめた「生成AIの利活用に関する基本方針」を策定しました。
本学は、陶冶、進取、創発を基本理念とし、保健医療福祉に関する教育研究の中核となって地域社会に貢献することを使命としています。個々の教職員や学生が努力し、その努力の相互作用や融合によって新しい価値を創造していく大学であることを目指しています。
このため、生成AIについては一律に使用制限をするものではありませんが、本学の理念に基づき、学生の主体的な学習活動が損なわれないよう対応することとしています。
基本方針の主なポイントは下記のとおりです。
利活用が想定される場面
・ 学生による主体的な学びの補助や支援に利活用する
・ 具体的には、ブレインストーミング、論点の洗い出し、情報収集、文章校正、翻訳やプログラミングの補助など
教育・学習活動における注意点
・ 個人情報の入力禁止、著作権への配慮など
・ 授業などでは担当教員の指導の下に生成AIを使用
・ 生成物の内容に偏りがある可能性があるため、倫理的問題などを判断した上で利活用
・ 授業などの教育活動において使用する場合、原則として生成 AI 無料版を前提として利活用
不適切な使用が疑われる場合の対応
・ 主体的な学びの補助や支援の範囲を超える場合は、不適切な使用とみなす
・ 不正行為に該当する可能性がある旨を基本方針で注意喚起
・ 担当教員が禁止した方法で使用した場合は、学内ルールに従い適切に対応
※ 詳細は「
生成AIの利活用に関する基本方針(pdf 339KB)」ご覧ください。