2020年9月4日（金）に，2年生を対象に，「身体機能作業療法評価学」の補習授業を学内で実施しました．

2020年度前期の授業は，新型コロナウイルスの影響を受け，主に遠隔授業を行っており，評価技術の練習などの実技演習を行うことができずにいました．遠隔授業内での実技演習の実施には，やはり限界があり，多くの学生が悩み，ストレスを抱えていたかと思います．

しかし，いまだ感染の危険性はあるものの，緊急事態宣言の対象地域に指定されておらず，自治体からの自粛要請もない状況のため，演習や実技等については，感染症対策を講じた上で，対面形式での学内実習を行うことが認められました．

そこで，3密を避け，手洗いうがいの実施，フェイスシールド・マスク・手袋の装着をした上での実習をスタートできるようになりました．慣れない環境下での実習となりましたが，前期授業で学んだ知識を思い出しながら，また，実技演習の時間が限られていることもあり，積極的に質問が出たりと，とても真剣に取り組んでいました．

作業療法は，人や環境の良い面に着目する特徴があります．新型コロナウイルスのこの環境下では，環境の制約などが大きく，できないことに多く目が向けられがちですが，作業療法の視点を活かして，このような環境の中で，どのように生活していくか，どのように実施していくか，前向きに考えていくことの大切さも学べているようでした．